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●2009年11月21日〜23日

11月21日。冬山の装備を携えて人生初めての東北地方へ。この時期の会津駒は登る人がほとんどおらず、登頂は難しいだろうと思っていた。三連休の天気予報もあまり良くはなく、行きの電車の中では関東から東北に入ると急に天気が悪くなり、会津高原尾瀬口駅では雪が降っていた。

結局、初日は冷たい降雪の中を駅から登山口の檜枝岐まで40km走った。自転車をこいでいる間じゅう、寒さで歯をガチガチ鳴らしっぱなしだった。雨や雪の中で下り坂を走ると体温がどんどん奪われてしまうが、今回は延々と20kmほどの下り坂の区間があって、まるで地獄だった。

檜枝岐で泊まった民宿にも、登山と関係ない客が二組あるのみ。民宿の人に聞いても、10月の小屋閉め以降は誰も登っていないとの事。とにかく今日降った雪で道路は凍てついているだろうから、明日に備えてタイヤをスパイクタイヤに履き替える。

11月22日。雪は止んでいて晴れていた。さっそく自転車を走らせようとしたが、変速とブレーキのワイヤー内部が凍結してしまい、全く走れない。やむをえず登山口まで押して歩く。登山口でペダルを外そうとしたが、凍っていて外れない。ガスストーブで軽くあぶって外した。

登山口は階段から始まり、足首までの粉雪を踏みしめながら行く。最初から急登が続き、順調に高度を上げる。この程度の雪なら歩くのにはさして支障がないが、自転車を押すのは無理なので担いでいく。しかも、新雪がホイールやフレームにべったりと纏わりつき、通常に比べてやたらと重いのだ。重い上に、自転車を地面に下ろせるのが休憩の時くらいなので、完全に肩にきた。

しばらくして後続がやってきた。最初に4人の中高年グループ、それからしばらくして2人組の若者だ。特に2人組のペースが速く、どんどんトレースを作っていってくれたので、途中から積雪が深くなってきても苦労しなかった。結局、この日の登山者はこれだけだったが、三連休でなければ誰もいなかっただろうし、天気が一日ずれていても、登頂は困難だっただろう。

標高1640mの所にベンチがあって、そこで遅い朝食にするが、その後でバテ気味になる。肩や腰の痛みが疲れを誘発しているようだ。標高1900mくらいで樹木が低くなって頂上一帯の眺めが良くなると、多少は元気付けられるが、今度は風が強くなる。

山頂付近の広大な湿原は全て雪で覆われ、閉鎖中の小屋の隣りにある池は凍っている。雪の下に木道が埋もれているのが却って歩きにくい。

辿り着いた頂上では、積雪50cmくらい。周囲の樹木の方がまだ高いため、展望はあまりきかない。体温を奪われるので、すぐに下山する。小屋のところまで戻り、外にあるベンチで昼食にしたが、ここでも風は冷たかった。夕方、檜枝岐の民宿に戻ってきて、さらに一泊した。

寒さに関していえば、二日目は一日目に比べてはるかにマシだった。降雪中の自転車の下りというのは、吹雪の中じっとしているのと同じくらい辛いものだということが身に沁みた。

【檜枝岐(6:17)〜登山口(6:43/6:49)〜水場・ベンチ(8:55/9:11)〜駒ノ小屋(11:28)〜会津駒ヶ岳山頂(12:00)〜駒ノ小屋(12:22/12:35)〜登山口(15:00)〜檜枝岐(15:10)】

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