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2010年3月20日(曇り)

余呉駅から出発し、2ヵ月ぶりに菅並の集落を通ったが、見渡す限り雪はすっかり消え失せていた。高時川に沿ってさらに北上する。前回引き返したポイントである丹生ダム建設予定地の看板が出ている所から先は、この時期でもやはりまだ除雪はされておらず、融け残った雪の上を歩いて進む。

菅並から奥、中河内に至るまでの集落は全て廃村となっている。奥川並、尾羽梨、針川は、高度成長期の昭和40年代に過疎化が進み廃村となった。小原、田戸、鷲見、半明はダム建設のため平成離村となったが、完成予定日を過ぎた今となっても工事に着手する気配すらない。

歩き出してすぐ、小原の集落跡を通る。人家は全て解体されていて跡形もない。丹生小学校の分校跡地に、倒壊しかけの小屋があるのみ。ダム工事の資材置場であったのだろうか。

田戸の集落跡までやってくる。この周辺は開けていて、路面上の雪も全て融けていた。「田戸」と書かれた標識があるのみで、建造物は全て撤去され、集落の面影は一切ない。この先も、中河内に向けて舗装路が続いているが、分岐を右に折れて、高時川の支流、奥川並川沿いの狭いダートの林道を行く。

8:25 小原分校跡

8:36 田戸集落跡

奥川並川沿いの林道も雪が多く融け残っているが、釣り人の足跡が続いているので雪の壁を乗り越えるのに支障はない。やがて、一本目の壊れかけた梯子が見えてくるが、ここは通り過ぎる。すぐ先に、二本目の六段程度の梯子があり、ここから斜面に取り付く。

80%勾配の急斜面を直登する道が、p467の手前まで続く。この間、トラロープと連続して打たれた50p長のアルミ杭により整備されているので、手掛かり足掛かりに問題はない。とは言え、無理のある角度で足に相当の負担がかかり、登りも下りもこの区間が今回の核心部である。

8:50 登山口の梯子

9:11 アルミパイプの道

45分かけて辿り着いたp467は殺風景な場所だ。その先の北斜面の下りは、僅かな残雪。切れ落ちたコルを通過して、雪が完全に融けた尾根を登り返す。

標高630mで残雪が現れ始め、標高680mから一面雪で覆われるようになる。標高700mの緩やかな尾根に取り付いた所でスノーシューを装着する。壷足でも歩けないことはないが、ところどころ雪が緩んでいる所もあるので装着した方が楽だ。

10:45 標高630m地点

11:05 標高730m地点

ブナに囲われているため、展望は全て樹木越しにしか見えない。左手に妙理山、大黒山。右手にはまだかなりの雪が残っている左千方、標高800mの尾根まで上がってくれば上谷山も見える。尾根道は、特にヤブっぽい所もなく、快適に歩けた。

登山口から3時間弱で安蔵山の山頂につく。なだらかなピークで、相変わらず樹木に囲まれており、山頂のプレートもない。三角点は、1.5メートルほど積もった雪の下に隠れている。冷たい風が吹いていて、寒さを我慢しながらの昼食。すぐに下りにとりかかる。

11:30 ブナ林の尾根

14:13 林道を引き返す

下りは、来た道を引き返す。雪がなくなる標高630m地点でスノーシューを外す。p467からの下りは、登り以上に注意を要する。この日は気温が20℃以上と予報されていたが、林道の雪は行きに比べてそれほど融けてはいなかった。この調子だと、4月になってもまだ雪が残っているだろう。

帰り道、己高庵(ここうあん)に立ち寄り、入浴して帰る。

カシミール3D及びGPSトラックデータにより作成

【菅並(8:20)〜田戸集落跡(8:35)〜奥川並林道登山口(8:50/9:00)〜p467(9:45)〜安蔵山(11:50/12:18)〜p467(13:30/13:40)〜下山(14:13)〜菅並(14:53)】

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