■飯道山・大納言MTB          ■自転車旅行記(年度別)へ   ■自転車旅行記(地域別)へ

2011年6月26日(晴)

飯道山といえば甲賀忍者の修験の山で、岩がゴロゴロした登山道や行場巡りのコースなどで知られている。

しかし自分はピークハンターなので、邪道と言われようがそんな歩きにくい道には興味がない。地図を見れば山頂近くまで林道がある。これを使えば労せずに登頂できるのではと考えた。

実際、行ってみると、林道の入口はゲートで閉ざされていて一般の車は入れないようになっていた。

林道は飯道神社という結構有名な神社に通じているので、参詣客の車が頻繁に通ったらうっとうしいなと思っていたところだったので、大助かりだ。

しかも通ってみると、うれしいしいことに全線舗装路だった。林道終点まで行けば飯道神社だが、興味ないので行かず、その少し手前にある登山口から入った。

登山道も平凡な道で、15分ほど歩けばあっけなく飯道山山頂へ。山頂は切り開かれていて大きな標識が掲げられており、三上山、鏡山方面の展望が優れている。おまけにベンチとテーブルまであって、ゆっくり休憩したが誰も来なかった。東の方も開けていて、綿向山、雨乞岳、サクラグチなどの鈴鹿の山々が見えた。鎌ヶ岳は霞んでいて全く見えなかった。

下りは北尾根を下ることにする。地図を見れば、尾根に沿ってわずか標高差150mで車道に出られるからである。しかも勾配も緩そうなので乗車できるかもしれない。

しかし、これは完全な失敗だった。尾根には道など無かったのだ。山頂から北に延びている踏み跡はダミーであり、いつしか完全な薮尾根になってしまった。

よく考えればここは修験の山、尾根上の至る場所で大岩が行く手を阻んでいた。何度も大岩の崖っぷちに立たされ、その都度、濃密な薮の中を巻いていく。木の枝に顔面ビンタをくらい、トゲトゲの植物を素手で掴まされ、ブヨの大群に襲われた。

車道まであと少しのところで市境からどんどん逸れてしまったが、しばらくして沢の向こうに林道が現れた。一時間以上のブッシュとの格闘から解放されてほっとする。

ろくに下調べもせず、「有名な山の市境尾根だから踏み跡があって当然」という誤った思い込みが災いした。

やがて舗装路と合流し、知らないうちにゴルフ場の敷地の中を走っていた。下り坂なのでブレーキをかけながら走ったが、整備不良のため物凄いキーキー音が場内に響き渡り、ゴルフ客の注目を集める。そのうち係員が注意してきた。南へ迂回した方が賢明だったようだ。

ゴルフ場を抜けて、二つ目の山、「大納言」へ行く。この山も林道を使って山頂まで行ける。今度は未舗装だ。

大納言という立派な山の名前は地形図にも載っているが、その正体はただの殺風景な薮山である。林道が延びているのは山頂にNTTの中継所があるためで、施設関係者以外あまり来ないだろう。三角点もあるが、周囲は薮で落ちつかない。

そこから西に行くと細い踏み跡がある。地形図でも破線で示されているので、今度は道が消えてしまうようなことはなく、やがて広場に出た。人工物が散乱している。何の跡地であろうか?

広場から荒れた道を進むと、畜産団地に出た。

畜舎が建ち並んでいるが、全くの無人である。動物の臭いが立ち込めているわけでもなく、畜舎を覗いても家畜の姿も人影も見られず。まるで廃墟のようだ。今は使われていないということか?どこかの登山ブログに書いてあった巨大ロボも団地妻もいなかった(某シジミ氏の記録)。

そこから甲西駅へと向かう帰り道に、美松山という山、というより小さな丘のそばを通り過ぎるのだが、三角点でもあるのでついでに寄ってみることにした。が、これまた薮だらけで踏み跡が見つからず断念せざるを得なかった。

ちなみに飯道山からの下りで瞼の上をブヨに刺されたので、次の日には目が開かないほど大きく腫れてしまった(三日後には完全に引いた)。

【貴生川駅(9:20)〜林道入口(10:00)〜登山口(10:40)〜飯道山(10:55/11:10)〜林道(12:15)〜アセボ峠手前の分岐(12:40)〜大納言(13:00)〜畜産団地(13:45)】

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