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黄色は林道(車道)、は山道を示す


●2016年11月12日


※登山口までのアプローチ
 京都バス 出町柳(7:45)~坊村(8:41)

近江百山以来、自転車では全く行っていない比良に行くことにした。ほぼ5年振りだ。

京都バスに乗るため出町柳へ行くと、100人以上のバス待ちの長蛇の行列ができていて臨時バスが出動。紅葉のシーズンとはいえ、ここまで登山者が多いのは初めてだ。



出町柳バス停


他の多くの乗客と共に坊村で下車し、自転車を組み立てて、ほぼ最後に出発(8:50)。明王谷に沿った林道を20分ほど登ると、登山口の牛コバに着いた。この間に追い越した登山者は3名ほど。あれだけいた登山者の多くは武奈ヶ岳へ行ったようだ。



牛コバ(460)


牛コバから摺鉢山を目指す。尾根に沿ってジグザグの急登が続く。

標高700mあたりで道はトラバースして谷の方へ向かうため、途中で道のない尾根へと分け入らなければならない(山と高原地図でも示されていない)。



摺鉢山分岐の目印


道がないと言っても、誰も入ってないわけではないので障害は少なく、歩きやすい。勾配も上に行くに従ってゆるやかになる。

登山口から80分、ほぼ休みなしでMTBを担ぎ続け、摺鉢山の山頂へ。



摺鉢山(1006)


そして、さらに道なき尾根を登る。





11時、三角点の烏谷山に到着。ここでは一気に展望が開け、目の前に広大な琵琶湖、北は堂満岳、南は琵琶湖バレイがよく見える。



烏谷山(1077)


次に、比良の主稜線を南下して比良岳へ向かう。縦走路は、そのまま進めば比良岳のピークを迂回してしまうため(ピークではない所に山名標識がある)、縦走路を外れて薄い踏み跡をたどる。





そして11:50、本物の比良岳に到着。



比良岳(1051)


少し休憩を取ったあと縦走路へ戻ろうとするが、完全に踏み跡が消えていて少し迷う。このくさむらの中でGPSの電池が切れかけたので、電池交換をして再び歩きだそうとすると、困ったことにGPSの地形図が表示されない。機械の故障かなと思ってよく調べてみると、電池交換の際に内蔵のmicroSDカードを落としたことに気づき、慌てて藪の中を探し回る。



この草叢の中にmicroSDカードを落とした


落ちたであろう場所の近辺を探しても、足元すら見えない藪の中から1㎝角程度のチップを見つけ出すのは至難の業だった。しかしチップには日本全国の地形図データが入っており、これを失くすとこの先GPSが使いものにならなくなってしまうので、意地になって探した。結局、10分ほどヤブを掻き分けて偶然発見したが、運が悪ければ永遠に見つけられなかっただろう。

その後、縦走路に再び合流。





そして、白滝谷の上流となる沢が流れる場所を通過。





12:40、二つ目の鞍部、木戸峠に出る。

ここから先は、4年前に白滝山を登った時と同じルートだ。峠には地蔵が設置されていて、峠から東側のゴンドラに沿って下って行く道の方には立入禁止のテープが張られていた。おそらく道が滑落していて通れなくなっているのだろう。



烏谷山(1077)


打見山への登りは、誰もいないゲレンデを歩く。自転車を押しながら登っていけるので、他の道に比べてずいぶん楽だ。





左手にフェンスがあり、フェンス沿いに道があるように見えたのでそこを歩いて行ったが、幅がどんどん狭くなっていって危うく転落しそうになった。途中で引き返すのも面倒なのでそのまま進んだが、自転車を右肩に担いで通るような場所ではない。





開放感のあるゲレンデの登りは、蓬莱山の頂上まで標高差で約200mも続く。





そして琵琶湖バレイ(打見山)に到着。大勢のレジャー客(1000人くらいいるだろうか)で賑わっている。





先日、比良で降雪があったみたいで、うっすらと融け残っていた。





前回、蓬莱山に行った時(7年前)はスキーヤーと雪に阻まれて三角点へ到達できなかったため(どこだか分からなかった)、改めて行ってみることにした。



蓬莱山(1174)


13時半、蓬莱山の頂上を再訪。リフト乗り場のすぐ近くに一等三角点があった。そして360度の展望を満喫して下山開始。
当初はゴンドラ使用も考えていたが、時間に余裕があったので金毘羅道を担いで下って14時45分にJR蓬莱駅に着いた。

次回は、北山に行ってみようかな。

おわり

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