■伊吹山 MTB          ■自転車旅行記へ

●2007年6月23日

ひと月前にMTBを購入し、峠を目指して走っていたらたまたま道を間違って貴船山の山頂に出た。そこで、自転車でも山に行けるということに味をしめ、300名山の愛宕山、200名山の武奈ヶ岳と立て続けに自転車登頂を達成した。こう続けば、次は100名山の伊吹山に登るしかないというわけである。

まずはJR近江長岡駅まで輪行して、そこから巨大な笠雲のかかる伊吹山の方向を目指して走ったが、結構分かりにくい道のりである。あちこち迷った末に、登山口と思われる場所に到着した。

登山口は階段で始まっているが、その左手に車道が延びていたのでこれを進むことにした。この車道は一度1合目付近で登山道と交叉するが、まだ1合目なのにすでに開けていて頂上まで良く見通せた。この直前にロープが張られており、手前に車が何台か駐車してあった。ゴンドラを使用しなくても、車でここまで来れるようだが、すれ違う車はほとんどなかった。更にロープから先を進んでみる。正しい道なのかどうか確信も持てぬまま走っていたが、結果的に舗装路のままで三合目の伊吹高原ホテル付近まで行くことができた。しょっぱなから担ぎになると思っていたので、その区間がかなり短縮されてラッキーだった。

一合目

 
3合目から5合目からはスキー場のなだらかな草原を行く。少し乗車して進んでみたものの、すぐに押しになる。

6合目辺りから担ぎが多くなる。さらに8合目からは急登になり完全に担ぎになるが、これまで登った山と比較すれば障害が少なく歩き易い。登山道の殆どの場所からは、上方の山頂や下方の琵琶湖までよく見渡せる。


五合目

七合目から下を見下ろす

  八合目

8合目からの急な登りを終えて、9合目の山頂部へやってきた。ここから山頂にかけてはだだっぴろい草原で360度の大展望が望める。白山は雲に閉ざされて姿を現さなかったが残雪を被った御嶽がはっきりと見えた。残念ながら遠すぎて携帯のカメラでは捉えることが出来ず。このあたりは高山植物で有名な草原地帯であるが、花は大して綺麗に咲いていなかった。あと、ドライブウェイから来る観光客が多く、雰囲気の無い音楽を流した店が幾つも並んでいるのがマイナスポイント。ドライブウェイは不要であり、こんなものを使って山頂にやってくる事は邪道に他ならない。

八合目からの登り

山頂の三角点にて

  ヤマトタケルの像

下りもほぼ、登りと同じルートで登山口まで下りた。前を歩く集団の後ろについて自転車を肩に乗せたままゆっくり歩いた。7合目辺りから、前の集団が追い越させてくれたので、安全に乗って下れそうな所は他のハイカーの邪魔にならないよう乗車して進んだ。ブレーキをあまり使わないようできる限り低速で下り、抜かす時は自転車から降りる。3合目までの乗車率は50%位。なかなか楽しいが、あっという間だった。砂利が大きめでブレーキのコントロールが難しく、勢いがつきすぎて危うく転倒する場面があったが、何とかしのいだ。

結局、下山して時間を見たらまだ13時45分で随分時間が余った。前回の武奈ヶ岳に比べれば、かなり物足りない気がした。


砂利道を乗車して下る

 
終わり

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