■井戸山 MTB          ■自転車旅行記へ





●2015年1月25日(曇)

千谷山に引き続き、京北の同じエリア内にある井戸山を登る。

前回と同じように、京都市内からJR西日本バスに乗って周山まで行った。
見渡す限り雪はとけていて、せっかく背負ってきたスノーシューも余計な荷物になってしまったと感じる。

10時過ぎに周山バス停を出発。
40分後、井戸集落のところで国道477号から府道61号へ分岐して、祖父谷峠方面へ向かう袋路林道へと入る。





入口には『冬期積雪のため通行不可』と書かれているが、その先の道は集落もなく交通量は皆無である。
林道はわずかにとけ残りの雪が残っていて、平均斜度10%の急勾配の坂道が延々と続く。


   


20分後、林道はT字路にさしかかる。左へ曲がればそのまま府道であるが、ここで右折(上写真)。
急に積雪が多くなり、乗車できないためMTBから降りて押し歩くことになる。


    


その先のヘアピン辺りで約20㎝の積雪が一面を覆うようになり、MTBを持ち上げながらの壷足ラッセルとなる。
ここで、使わないと思っていたスノーシューを装着。





しかし、湿ったもろい雪のため、大して楽にならなかった。長い林道のスノーシュー歩きは想像以上に重労働である。





11時45分、予定よりもかなり遅めにジョウラク峠に着いた。(上写真)

この峠で林道は行きどまっており、その先は荒れていて踏み跡らしき道もない。峠は少し開けていて陽が差すためか、雪は少なくなっていた。
あまりにも疲れたので、休憩して菓子パンを食して10分ほど休む。


    


峠から北側へ延びる尾根に道はない。スノーシューを履いたまま、伐採された倒木を乗り越えて急斜面を登り切る。
途中で雪が少なくなってきたので、スノーシューを外した。

p656の手前の鞍部で、林道のような道(雪でふさがれて全貌がはっきりしない)が並行するが、これを無視して尾根に沿って進んで行く。





p656を過ぎてからは、道こそ無いが歩きやすいなだらかな尾根が続いた。雪の深い林道歩きと比べると何倍も楽であり、楽しい。





12時45分、井戸山に到着。ここまでくるとほとんど雪は融けていた。展望はかすかに木々の隙間から近くの山が望める位。

15分ほど食事休憩したのち、北西の尾根に進路をとる。このルートの登山記録は見あたらなかったが、国土地理院地形図ではp554付近から林町集落へ向かって点線の道が記されているので、現存する道なのか確かめてみようと考えていた。


    


p554の次のピークでやや開けた場所に出る。
ここで伐採された倒木が重なっており、邪魔な枝をなんとか振り払いくぐり抜けた。しかし、GPSを見ると下る尾根を間違えていることに気付き、再び戻るハメになった。すぐに気づいてよかったが、唯一迷った所である。





地形図の破線の通り、尾根上には凹状に道がついていた。上の方は倒木が多く荒れていたため、この道を使わず尾根筋を歩いたが、途中からは快適に歩けるようになった。





標高400m付近まで下ってきたところで、右手に尾根に並行して延びる林道を発見。
どうにかして林道に下りる道を探したが、なかなか見つからない。
降り口を探して右往左往していると、細い踏み跡を見つけて林道に下りることができた。





林道は雪が融け残っていたが、下りなので普通に乗車して下ることができた。この林道は坪坂林道といい、平成21年にできた道のようだ。
林町集落から再び国道477号を走り、午後2時半に周山に戻ってきた。1時間のバス待ちの間、京北ウッディーの休憩コーナーで時間をつぶした。

スノーシューの林道歩きさえなければ、良いコースだったと思う。反対回りにすれば、積雪の林道を乗車して下ることができただろうからもっと楽だったに違いない。

おわり

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