■地蔵山 MTB          ■自転車旅行記へ

●2009年1月12日

この週末、大寒波がやってきたので、近場で冬山を体験できる絶好の機会となった。京都盆地から見る限り、北山も愛宕山もポンポン山も比叡山も真っ白である。目をつけたのは、地蔵山という愛宕山の裏側にある地味な山で、京都に14座ある900m峰の一つ。

舗装路の雪は全て融けていたので、スパイクタイヤは履いてこなくて正解だった。登山口の神明峠から積雪は始まる。この登山口にはバス停も駐車場もないのでしっかりしたトレースは期待していなかったが、予想通りかすかな踏み跡があるだけだった。最初は10pくらいの積雪が、高度が高くなるにつれて深くなる。雪が深くなると平坦な道でも自転車を担がなくてはいけない。行動中にも降雪は続いており、踏み跡が消えかけていたりする所もあった。一方、他の登山道と合流してから地蔵山に至るまでの道は、雪は深くてもしっかりしたトレースがついていた。反射板の広場を経由して山頂に着く。山頂での積雪は40pくらいで、ここまで特にスパッツ・アイゼンなしで来れた。

神明峠登山口(右手の斜面) 林道に出るまで

スパッツと4本爪の軽アイゼンを装着して芦見峠側へ下る。下り始めてすぐ、屈みながら潜らなければならないアセビのトンネルが連続し、少々無理な姿勢で通過。やがて積雪が浅くなると、ところどころ乗車して下れるようになる。軽アイゼンをつけたままでもペダルはつま先の方で踏むため、干渉する心配は要らない。MTBでシュプールをつけながら雪の斜面を下るのは爽快である。転んでも雪の上なのでそれほど痛くはないだろうが、転ぶときは前輪が凹凸に引っ掛かって派手に前転してしまうので、あまり加速させすぎないようにする。芦見峠から越畑の集落までの道も、5pから10pくらいの積雪があるだけで乗車率は100%だった。

反射板から山頂が見える アセビの下を潜る
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