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黄色は林道、は山道を示す

●2016年1月31日

鴻応山を選んだのは、京都府下の三角点のうち比較的近場にあって、まだ自分が登っていない山の中では最も標高が高かったからだ。本来なら雪山を楽しみたい季節であるが、ちょっとブランクもあるし、まずは手ごろなハイキング程度の山でもいいやと、下調べすら全くせずに地形図の点線だけを目当てに登ることにしたが…。

行きの輪行中、いきなり輪行袋のファスナーが壊れる。しかも左右に二つあるジッパーが同時に壊れるという最悪の状態であり、袋が開いたままの状態で輪行せざるを得なくなった。しかもフォークやディレーラーやフレームの一部が飛び出したまま。一時は電車の中が混み合ってヒヤヒヤしたが、なんとか文句を言われずに済んだ。

もう一つの失敗は、カメラを持ってくるのを忘れてしまった。以下の写真は全て携帯カメラ(ガラケー)で撮影。



この状態で輪行


10:32、亀岡駅からバス輪行。京都学園大学で京阪交通バスから亀岡ふるさとバスに乗り継ぎ、11:20、神地(こうじ)バス停にて下車。ほぼ、京都府と大阪府との県境である。県境をまたぐと牧集落。ここにも登山口はあるが、その先の寺田集落の方が標高が高いため、寺田の登山口から登ることにする。あとから考えると、牧登山口から登った方が楽だったかもしれない。

そしてメインの登山口と思われる場所までやってきた。





写真ではあまり分からないが、標識も何もなく登り口には見えない。半信半疑で斜面を登って行くと、やがてうっすらとした笹藪になってきた。怪しく思いながら、なおも進む。いきなり、ビュンという空を切る音と共に足元に振動が伝わり、驚いて振り返るとハリガネ状のバネのようなものが跳ね上がっていた。獣を捕まえるための罠が作動したのだろうか。どうやら普通の道ではなさそうだ。





そこから少し先で笹藪は背丈程になり、これは完全に道を間違えたな、と確信して来た道を戻る。地形図の点線から逸れていっていたので、点線に沿って行けるように尾根の先端まで戻る。しかしやはり、そこから尾根に取付く道らしき道がなく、藪の中を強引に突っ込む。その先もやはり笹藪。素手で笹といばらをかきわけながら進む。





笹藪を抜けて樹林帯に変わったのも束の間、今度は倒木が邪魔をする。またぐだけでは済まないほど倒木が多く、道を外して倒木が少ない所を迂回しながら進む。

倒木帯を抜けて他の道と合流してようやくまともな道となり、登山口から50分で山頂に着いた。





12時半、山頂には誰もいなかった。40分ほど昼食休憩したが誰もこなかった。登山途中も誰にも会わず、思っていたよりもずっとマイナーな山だったようだ。展望も全くないが、これはこれで良し。





カップ麺を作る。前日、スーパーで安売りをしていたので適当に買ったやつだ(日清とんがらし麺激辛ジャークチキン味)。別添のオイルを全部入れていざ食し始めると、あまりの辛さに思いっきりむせてしまった。あわてて袋を見ると「超絶激辛オイル」と書いてあった。水が飲みたかったが、魔法瓶に入った熱湯しかなく結局飲めなかった。途中から味も分からず汗まみれになりながら完食。

気温が低く、汗で体が冷やされて急激に寒くなってきた。ヤッケを着て下り始める。登ってきたのと反対方向の点線の道を降りる予定だが、ちょうど道らしき細い踏み跡が延びていたので辿ることにする。

下り始めてまもなく、道が消失した。周囲を見回して目印を探す。進行方向とは全く別の右方向に黄色いテープが木の幹にくくりつけてあるのを発見。かなり距離はあるがテープめがけて道なき荒れた急斜面をトラバース。やっと黄色テープに辿り着く。そこから先も道はなかったが、等間隔に続いている黄色テープを目印に、滑りやすい斜面を急降下していく。テープはかなり古いもののようで、ほとんど通る人がいないルートであろう。





これを約1時間繰り返して、ほぼ地形図の点線通りに柚原(ゆのはら)の集落へ降りてこられた。さらに車道を1時間ダウンヒルして、3時に亀岡駅に着いた。

ハイキングコースと呼ぶにはちょっと無理があるほど荒れているが、展望がないから仕方ないのだろう。しかし、誰もいない静かな山を堪能できてまあまあ楽しめた。それから、山に持っていくカップ麺は間違っても激辛系を買ってしまわないようにと心得た。

おわり

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