■京都の峠     ■トップページにもどる

歴史的にも奥が深い京の峠です。五十音順に並べています。標高値は目安であり正確でないものも含まれます。

名称:青谷峠(あおたにとうげ)

■標高:520m
■所在地:北区真弓善福・北区大森中山
■撮影日:2012.02.12

■地図:地理院地図で表示

真弓と大森を結んでいるが、岩谷峠〜縁坂峠の縦走路として通られる場合が多く、峠越えとして使用されることは滅多にないようだ。峠の東西の谷はどちらも『青谷』(「山と高原地図」より)であり、どちらも林道が峠付近まで延びているので、峠道はどうやら繋がっている様子。因みに「山と高原地図」には青谷峠は表示されていない。
名称:赤杉峠(あかすぎとうげ)

■標高:620m
■所在地:亀岡市東本梅町赤熊
■撮影日:2010.11.07

■地図:地理院地図で表示

赤熊とるり渓を結ぶ峠道。赤熊側の道は音羽渓谷に沿う道で半国山への登山ルートとしてよく使われている。一方、るり渓側の道はあまり使われていない様子だ。
名称:明智越(あけちごえ)

■標高:410m
■所在地:亀岡市保津町保津山
■撮影日:2015.03.08

■地図:地理院地図で表示

保津より嵯峨へ抜ける峰の道。明智光秀が愛宕神社に参籠する際に辿った道であるという。亀岡市観光協会が明智越ハイキングコースとして紹介しており、平坦でよく整備された初心者ハイカー向けの道と言える。
名称:芦見峠(あしみとうげ)

■標高:580m
■所在地:右京区京北細野町
■撮影日:2009.01.12

■地図:地理院地図で表示

地蔵山、三頭山、越畑の集落を結ぶ裏愛宕の峠。
名称:魚谷峠(いおだにとうげ)

■標高:760m
■所在地:北区雲ケ畑中津川町
■撮影日:2008.04.26

■地図:地理院地図で表示

峠は幅広い林道の交差点となっており、かつての面影はない。その林道も峠のすぐ近くまで舗装化が進んでいる。
名称:伊香立峠(いかだちとうげ)

■標高:420m
■所在地:左京区大原勝林院町・左京区大原小出石町・滋賀県大津市伊香立生津町・滋賀県大津市伊香立上在地町
■撮影日:2010.06.06

■地図:地理院地図で表示

京都の大原と滋賀の伊香立を結ぶ峠道。比叡山の北尾根を乗越える。崩壊した斜面の切り通しの峠。
名称:池ノ尾峠(いけのおとうげ)

■標高:710m
■所在地:右京区京北井戸町滝坂・右京区京北芹生町イザナミ
■撮影日:2015.03.22

■地図:地理院地図で表示

地形図にも表示のある峠ながら、現在ではほぼ消失しているものと思われる。峠には登山者のつける道標もなく、はっきりした鞍部でもないため正確な位置がよく分からない状態であった。その鞍部の両側はやや深く切れ込んでいて、峠道と思しき踏み跡は見当たらなかった。峠のすぐ西側には、尾根に並行して林道が延びている。この林道は峠を少し過ぎたところで途絶えている。林道は井戸祖父谷の方から繋がっていると思われるが、倒木が幾つも重なっていて荒れており、MTBで走行するのも厳しそうな状態だ。
名称:石仏峠(いしほとけとうげ)

■標高:800m
■所在地:北区雲ヶ畑中津川町・右京区京北井戸町滝坂・右京区京北井戸町佛口
■撮影日:2015.03.22

■地図:地理院地図で表示

かつては、雲ヶ畑〜魚谷峠〜医王沢を経て峠に至り、イモジ谷〜井戸祖父谷を経て井戸へ抜ける峠道であった。一度は完全に消滅して名だけが残り、長らく伝説の峠として語られていたが、昭和30年代に北山クラブにより調査、発見された。今では複数の道が交差していて近くに送電線の鉄塔もあり容易に到達できる反面、昔の趣は薄れてしまっている。V字に折れる城丹国境尾根に、北側の尾根道と、すぐ近くを通る林道からの道が交差して、はっきりとした峠地形ではない。峠名にもなっている二体の石仏は、峠から北側の尾根を約200mほど下った所にある。
名称:井戸峠(いどとうげ)

■標高:430m
■所在地:右京区京北上弓削町・右京区京北井戸町
■撮影日:2015.01.12
■地図:地理院地図で表示


京北内の国道162号と国道477号をショートカットする車道。府道61号線。古くからある峠で、峠には地蔵が設置されている(雪が積もっているが左写真に写っている)。旧道の峠道も残されており、京都一周トレイルに含まれている。
名称:犬打峠(いぬうちとうげ)

■標高:360m
■所在地:和束町大字別所
■撮影日:2023.08.26

■地図:地理院地図で表示

宇治田原と和束を結ぶ府道。鷲峰山の南西。和束側は区間は短いがそこそこの急勾配となっている。峠名の由来は、後醍醐天皇の一行がここで野犬を弓で打って殺したというところから。
名称:岩谷峠(いわたにとうげ)

■標高:780m
■所在地:南丹市美山町芦生・滋賀県高島市朽木古屋
■撮影日:2009.03.15
■地図:地理院地図で表示


「峠」というよりも、三国岳(城・丹・江)に至る登山道が県境尾根に乗り上げたところの鞍部に位置する。乗車率は0に近い。中央分水界。
名称:岩谷峠(いわたにとうげ)

■標高:590m
■所在地:北区真弓善福・北区小野岩戸
■撮影日:2012.02.12

■地図:地理院地図で表示

真弓と小野を結ぶ峠。半国高山からの縦走路と交わる。小野側を流れている川が岩谷川。
名称:ウジウジ峠(うじうじとうげ)

■標高:660m
■所在地:右京区梅ヶ畑風吹・右京区梅ヶ畑雲心寺東平・右京区梅ヶ畑雲心寺西平
■撮影日:2012.02.19

■地図:地理院地図で表示

高雄から細野へ抜ける峠であるが、今は林道の三叉路となっていて昔の様子は窺い知ることはできない。ウジウジ谷に沿って細野へ下りる林道、サカサマ峠を経て高雄へ下りる林道、松尾峠の方へと延びる林道が分岐している。細野側の地名、雲心寺(うんしんじ)が訛って「ウジウジ」になったとの説があるが定かではない。
名称:牛場越(うしばごえ)

■標高:570m
■所在地:南山城村大字童仙房・滋賀県甲賀市信楽町多羅尾
■撮影日:2011.05.15

■地図:地理院地図で表示

南山城の童仙房九番と信楽の多羅尾を結ぶ車道。全面舗装路であるが、多羅尾側の入口は細くて分かりづらい。交通量は極めて少ない。
名称:裏白峠(うらじろとうげ)

■標高:370m
■所在地:宇治田原町大字奥山田・滋賀県甲賀市信楽町下朝宮
■撮影日:2011.04.24

■地図:地理院地図で表示

信楽と宇治田原を結ぶ府県境の峠で、国道307号の峠。写真右上に旧国道が並行している(旧道も通行可)。ほぼ平坦な坂道。近江側から見れば、「裏」側が山「城」国にあたることから、「裏白」に転じたという。
名称:海老坂(えびさか)

■標高:470m
■所在地:南丹市日吉町四ツ谷・南丹市美山町板橋
■撮影日:2014.07.21

■地図:地理院地図で表示

若狭と京都を結ぶ鯖街道の一つ。海老坂峠とも言う。日吉町四ツ谷側の林道終点には玉岩地蔵堂があり、彼岸の法要には多くの参拝者が訪れる。峠道はしっかりついており、中央分水嶺尾根において丹波広域基幹林道と交叉する。林道から南に50mほど入ったところが峠であり、「従是南船井郡」と書かれた標石と祠が設置されている。
名称:江文峠(えぶみとうげ)

■標高:324m
■所在地:左京区静市静原町・左京区大原井出町
■撮影日:2006.06.11

■地図:地理院地図で表示

大原と静市を結ぶ峠。無機質な舗装路だが、旧道の山道も残されている。峠から南北方向にも、瓢箪崩山〜大原三山の縦走路が延びている。
名称:縁坂峠(えんさかとうげ)

■標高:530m
■所在地:北区真弓善福・北区大森中山
■撮影日:2012.02.12

■地図:地理院地図で表示

真弓と大森を結ぶ峠。はっきりした切通しの峠で石垣が積まれている。旧鯖街道の一つであり、立派な峠道が続いている。
名称:老ノ坂峠(おいのさかとうげ)

■標高:220m
■所在地:西京区大枝沓掛町・亀岡市篠町王子
■撮影日:2006.06.03

■地図:地理院地図で表示

旧道峠。国道9号の老ノ坂トンネルの南側にある。近くには廃墟化したモーテル群が・・・。
名称:狼峠(おおかみとうげ)

■標高:737m
■所在地:北区雲ヶ畑中津川町・北区雲ヶ畑出谷町
■撮影日:2015.03.22

■地図:地理院地図で表示

雲ヶ畑の奥の祖父谷林道と医王沢(魚谷峠〜石仏峠)の林道間をショートカットする峠。どちらの林道へも距離は短い。峠のすぐ西側に林道があるが、こちらが祖父谷林道に通じる林道であり、路面はかなり荒れていてMTBでも辛い。しばらくすると走れるようになるが、最後は川を渡るため増水時は注意が必要。
名称:仰木峠(おおぎとうげ)

■標高:573m
■所在地:左京区大原上野町・滋賀県大津市仰木町
■撮影日:2007.07.16

■地図:地理院地図で表示

奥比叡の縦走路上にある鞍部であり、大原〜仰木を結ぶ林道・登山道が横断している。
 名称:大栗峠(おおぐりとうげ)

■標高:737m
■所在地:綾部市睦寄町志古田・京丹波町上粟野
■撮影日:2020.05.23

■地図:地理院地図で表示

綾部市の志古田と旧和知町の上粟野を結ぶ、古くからある峠道。随所に石仏・石標が残っており、往時が偲ばれる峠道で整備も良好。峠にはベンチが設置されており、シデ山から大栗山への尾根道が交差している。この尾根は北山では珍しい明るい尾根である。
名称:逢坂峠(おおさかとうげ)

■標高:440m
■所在地:西京区大原野石作町
■撮影日:2006.08.19

■地図:地理院地図で表示

大原野と高槻花菖蒲園方面を結ぶ峠。大原野側は金蔵寺経由の道と善峯寺経由の道があるが、いずれもかなりの急坂である。
名称:大谷峠(おおたにとうげ)

■標高:720m
■所在地:北区大森大谷・北区大森牛ヶ滝・右京区京北辻町
■撮影日:2012.02.26

■地図:地理院地図で表示

大森リゾートキャンプ場の奥、大谷林道の終点から城丹国境尾根の鞍部へ通ずる谷筋の登山道。丹波(京北)側へ下りる道がかつてあったかどうかは不明であるが、おそらくは林道ができてから開通したであろう一方通行の峠。
名称:オグロ坂峠(おぐろざかとうげ)

■標高:860m
■所在地:左京区久多下の町
■撮影日:2008.12.13

■地図:地理院地図で表示

「小黒坂」と書く。八丁平の北方に位置し、そのまま久多へ抜ける鯖街道と、鎌倉山への尾根道の分岐がある。峠には地蔵がある。
名称:押原越(おしはらごえ)

■標高:570m
■所在地:南山城村大字北大河原・滋賀県甲賀市信楽町多羅尾
■撮影日:2011.05.15

■地図:地理院地図で表示

三国越林道の京都・三重境界の少し京都よりに分岐があり、200mほどで峠に達して信楽町多羅尾へと抜ける。また、分岐から少し離れて、南山城村の押原へと下る道も存在する(地形図で点線の道。こちらは未踏)。
名称:男鹿峠(おとげとうげ)

■標高:660m
■所在地:右京区京北上弓削町男鹿谷・南丹市美山町佐々里
■撮影日:2013.04.28

■地図:地理院地図で表示

地形図では、周山街道(国道162号)深見トンネル近くの男鹿谷から中央分水嶺である峠をまたぎ、南水無峠を経て佐々里或いは河内谷へと抜ける道が示されているが未踏のため詳細は分からない。丹波広域基幹林道が横断しており、通常はこちらからアプローチする。峠から、掛橋谷山の三角点へ向かう道も続いているが、通る人が少ないため道の状態はあまり良くない。
名称:小野谷峠(おのたにとうげ)

■標高:650m
■所在地:左京区大原大見町・左京区花脊大布施町
■撮影日:2009.11.07

■地図:地理院地図で表示

大原側のチセロ谷と花脊側の小野谷を結ぶ峠。小野谷側はやや荒れ気味の道となっている。
名称:御林谷峠(おはやしたにとうげ)

■標高:830m
■所在地:左京区久多上の町・滋賀県高島市朽木平良
■撮影日:2009.12.06
■地図:地理院地図で表示

朽木の桑原橋から経ヶ岳へ至る登山道が県境尾根に乗り上げた所。峠直下に茶店跡があり、鯖街道のルーツとなる古い山岳街道(丹波越?)との説がある。現在、ここから三国岳・経ヶ岳への道が延びているが、久多へ降りる道は完全に消失してしまっていて跡形もない。
名称:鏡峠(かがみとうげ)

■標高:560m
■所在地:南丹市日吉町畑郷・南丹市美山町肱谷
■撮影日:2014.07.
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■地図:地理院地図で表示

旧日吉町畑郷と旧美山町肱谷を結ぶ峠道。兵庫県の丹波山域にも同名の峠があり中央分水嶺となっているが、こちらは分水嶺から少し外れている。別名を鏡坂峠とも呼ぶ。丹波広域基幹林道が交錯しており、林道から標識が出ていて僅か十メートルほど踏み分けると容易に峠に達する。峠には古い地蔵が天保二年と刻まれた石碑と共に安置されている。府道50号京都日吉美山線の不通区間の峠でもあり、工事は長らく中断されたままである。地形図にある峠道は現在でも通じているようであり、美山町側には峠名の由来となった鏡岩が現存するらしい(峠道を通っていないため未確認)。
名称:神楽坂(かぐらざか)

■標高:430m
■所在地:南丹市日吉町佐々江・南丹市美山町原
■撮影日:2014.07.
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■地図:地理院地図で表示

府道19号神楽坂トンネルの上を行く峠道。神楽坂峠とも。中央分水嶺であり、丹波広域基幹林道と交わる。鯖街道の一つとして使われ、遠く愛宕山を遙拝していたという。今回は佐々江側の峠道を通過したが、やや狭くて倒木で道が塞がれている所があるものの、ごく普通の山道であった。
名称:掛尾峠(かけおとうげ)

■標高:390m
■所在地:右京区京北下黒田町掛尾・右京区京北井戸町高尾
■撮影日:2017.04.
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■地図:地理院地図で表示

国道477号の黒田と山国の井戸地区を結ぶ峠。桂川の湾曲部の難所を回避するためにできた山道。今では国道ができて生活のために通行する人はいないが、京都一周トレイルとして整備されているため道の状態はそこそこ良い。峠の雰囲気もそこそこ。
名称:笠峠(かさとうげ)

■標高:447m
■所在地:北区小野笠谷・右京区京北細野町
■撮影日:2006.06.03

■地図:地理院地図で表示

国道162号(周山街道)のトンネル峠を跨いでいる旧道峠。舗装路だが廃道化しており荒れている。
名称:勝手坂(かってざか)

■標高:400m
■所在地:亀岡市東別院町東掛渋谷・大阪府高槻市田能
■撮影日:2013.07.21

■地図:地理院地図で表示

亀岡の奥と高槻の奥を結ぶ峠。峠はV字の切通し。黒柄岳方面への山道が延びていて、あまり使われている形跡はないが、それほど薮こぎすることなく黒柄岳山頂付近の林道に達する。高槻市田能側は水田の奥からのアクセスだが、非常にわかりづらい。亀岡側は未踏。
名称:上ノ水峠(かみのみずとうげ)

■標高:360m
■所在地:北区鷹峯堀越町
■撮影日:2012.04.29

■地図:地理院地図で表示

北区鷹峯と北区中川を結ぶ東海自然歩道上の峠で、これに沢山及び沢ノ池方面へ向かう京都一周トレイルが分岐するトレイル上の三叉路であり、峠らしい雰囲気はない。鷹峯へ下る谷沿いの道も地形図では急に見えるが、実際は乗車率100%近くありそうな良好な道(東海自然歩道なので押して歩くのが正解)。
名称:カヤノキ峠(かやのきとうげ)

■標高:590m
■所在地:右京区梅ヶ畑真野ヶ百合・右京区梅ヶ畑馬谷東平
■撮影日:2012.02.19

■地図:地理院地図で表示

高雄(谷山林道)から細野(馬谷・田尻谷)へ抜ける峠であり、ウジウジ峠〜松尾峠の林道が横切っている。地形図にある破線道はおそらく廃道化しており、実際は地形図上の分岐点(写真の場所)よりも林道を少し東側に行った所に峠道が分岐している。
名称:殻池峠(からいけとうげ)

■標高:444m
■所在地:宇治田原町大字奥山田・和束町大字湯船
■撮影日:2006.06.04
■地図:地理院地図で表示

宇治田原の外れと和束の外れを結んでいる。和束側は長い坂道。峠からは鷲峰山(じゅうぶざん)山頂へ続く林道が延びている。昭文社地図の「穀池峠」は誤字。
名称:狩待峠(かりまちとうげ)

■標高:440m
■所在地:亀岡市東別院町鎌倉雁松・大阪府茨木市清阪
■撮影日:2017.06.10

■地図:地理院地図で表示

亀岡市の限界ニュータウンと呼ばれる茨木台の入口分岐を左へ進行して茨木市との府境に位置する峠。写真の通り住宅地になっていて、峠らしさは皆無。坂道のピークはさらに大阪府側へ300mほど南下した所であり、ここを峠とする記録が多く散見されるが、あくまでも地形図上では府境が峠である。北山自然歩道の標柱が立っている。
名称:観音峠(かんのんとうげ)

■標高:256m
■所在地:南丹市園部町上木崎町・京丹波町新水戸
■撮影日:2006.09.24

■地図:地理院地図で表示

国道9号上にある長さ246mの短いトンネル峠。旧道峠も存在する。中央分水界。
名称:寒谷峠(かんやとうげ)

■標高:460m
■所在地:左京区岩倉長谷町・左京区大原井出町
■撮影日:2010.11.27

■地図:地理院地図で表示

岩倉長谷町と大原井出町を結ぶ峠であり、瓢箪崩山から江文峠への縦走路が交わる。「かんやとうげ」「さむたにとうげ」いずれが正しいかは不明。峠道は谷筋であり、長谷町側の谷が「寒谷」、井出町側の谷が「長谷」。自転車で行くなら、谷筋よりも尾根道の方が乗車率も高く断然快適と思われる。
名称:北舎峠(きたやとうげ)

■標高:420m
■所在地:亀岡市千歳町千歳小峠・亀岡市千歳町千歳出雲山・亀岡市千歳町千歳裏山
■撮影日:2014.01.18

■地図:地理院地図で表示

亀岡の出雲大神宮の西側にある峠。峠は写真の通り、倒木が多く殺風景。峠の西側は、出雲大神宮の奥にある獣除けゲートのある場所へ下りてくる。下りてきた場所に「神域立入禁止」と書かれた札があるが、峠道を指しているのかはいまいちよく分からない。出雲大神宮はこの辺りでは有名で、参詣客や水汲みの人達で賑わっている。峠道はしっかりついているがやや急な谷沿いの斜面で少々荒れている。峠の東側は、樒原方面へ延びる七谷川林道の途中に出るが、こちらは未踏。
名称:衣懸坂(きぬかけざか)

■標高:750m
■所在地:右京区京北井戸町祖母谷・左京区広河原菅原町
■撮影日:2013.04.28

■地図:地理院地図で表示

見ての通り、丹波広域基幹林道に吸収されている。峠には木で作ったベンチが備わっていて、尾根続きに道が延びている。地形図では広河原菅原町と京北小塩町を結ぶ谷沿いの道が点線で記されているが、小塩方面は踏み跡がはっきりしないものの通り抜け可能であるのに対し、菅原方面は東谷沿いに倒木が重なって全く通行できない状態という。
名称:旧花脊峠(きゅうはなせとうげ)

■標高:750m
■所在地:左京区鞍馬本町・左京区花脊別所町
■撮影日:2010.10.17

■地図:地理院地図で表示

花脊峠の旧道。峠は四つ辻になっており、北は花脊、西は芹生へ続く林道、東は天狗杉から花脊峠へ抜ける登山道、南は林道を経て峠下及び鞍馬尾根への登山道へと続いている。
名称:京見坂(きょうみさか)

■標高:760m
■所在地:左京区花脊別所町・右京区京北芹生町
■撮影日:2007.08.04

■地図:地理院地図で表示

旧花脊峠から芹生方面へ入ったところにある。鴨川水系と大堰川水系との分水嶺をなす。植林の杉に遮られて何も見えないが、かつては京の町が見通せたのだろうか。
名称:京見峠(きょうみとうげ)

■標高:410m
■所在地:北区大宮釈迦谷・北区西賀茂鑓磨岩
■撮影日:2006.06.17

■地図:地理院地図で表示

鷹峯から杉坂へ抜ける道。峠の南側に京都市を展望できるポイントがある。市街地から近く、自転車のトレーニングでよく使われている。
名称:京見峠(きょうみとうげ)

■標高:200m
■所在地:右京区北嵯峨朝原山町
■撮影日:2015.05.10

■地図:地理院地図で表示

大沢池のある北嵯峨から嵐山高雄パークウェイの途中にある菖蒲谷池へ抜ける道。池の東側を通って更に北方の高雄にまで道は続いているようだ。北嵯峨の直指庵の右側に延びる細い道を進めば、やがてよく踏まれた快適な峠道になる。峠には古い地蔵が立っていて京都市街の眺めがいい。峠は十字路になっていて、南北の尾根にも明瞭な道がついている。
名称:雲母坂(きららざか)

■標高:340m
■所在地:左京区修学院梅谷
■撮影日:2007.07.16
■地図:地理院地図で表示

修学院離宮の横を通って比叡山に至る一般的な登山道。塹壕のようにえぐられた歩きにくい道が特徴。(2018年頃の台風災害により通行止、別ルート有)
名称:九鬼ヶ坂(くきがさか)

■標高:295m
■所在地:南丹市美山町上平屋
■撮影日:2006.06.18

■地図:地理院地図で表示

美山町を通る国道162号(周山街道)の峠。短い峠道だが、急カーブが連続している。
名称:供御飯峠(くぐいとうげ)

■標高:410m
■所在地:北区杉阪北尾・北区小野岩戸
■撮影日:2012.02.12

■地図:地理院地図で表示

杉阪と小野を結ぶ峠。周山街道(現国道162号)沿いにある旧街道の峠。少し高い場所に石仏が一体ある。
名称:熊崎峠(くまざきとうげ)

■標高:330m
■所在地:京丹波町市森・南丹市園部町熊崎
■撮影日:2023.09.09

■地図:地理院地図で表示

京丹波町市森と園部町熊崎を結ぶ中央分水嶺の峠。地形図に示されている通りの峠道が現存しているが、ほとんど使われていないため多少荒れ気味である。
名称:雲取峠(くもとりとうげ)

■標高:870m
■所在地:右京区京北灰屋町
■撮影日:2020.01.03

■地図:地理院地図で表示

開けた場所にあり、北山の登山道では珍しく明るい峠。フカンド峠。
名称:栗尾峠(くりおとうげ)

■標高:421m
■所在地:右京区京北細野町
■撮影日:2006.06.17
■地図:地理院地図で表示

国道162号の細野〜周山間にある峠。現在事業が行われている栗尾バイパスのトンネルが開通すれば、旧道峠となり閉鎖されるかもしれない。
名称:供水峠(こうずいとうげ)

■標高:320m
■所在地:伏見区日野北山・伏見区日野南山・宇治市炭山底広・宇治市炭山乾谷
■撮影日:2013.06.16
■地図:地理院地図で表示

伏見区日野と宇治市炭山を結ぶ峠。市街地に近く、地元のハイキングコースとして整備されている。自転車で通るのにも特に支障はない。峠は縦走路が交わる四辻であり目立ったものは特になく、日野側の峠道の途中に多数の地蔵と祠が設置された広場がある。
名称:試峠(こころみとうげ)

■標高:165m
■所在地:右京区嵯峨鳥居本深谷町・右京区嵯峨清滝深谷町
■撮影日:2007.06.02

■地図:地理院地図で表示

昔は愛宕山参りをする前に必ず通ったことから、その体力を試すものとして名付けられたという。現在は清滝トンネルがあり、ここを通らなくても登山口へ行ける。
名称:コシキ峠(こしきとうげ)

■標高:590m
■所在地:右京区京北比賀江町西谷塚谷・右京区京北上弓削町八丁山
■撮影日:2013.04.28

■地図:地理院地図で表示

旧京北町上弓削と廃村八丁方面とを結ぶ中央分水嶺の峠。峠のすぐ横を丹波広域基幹林道が横断している。廃村八丁へは沢を遡行しなければならないので自転車では厳しそうである。(追記:トラゴシ峠への尾根道を使えば比較的楽に行けるかも知れない。いずれにせよ未踏。)
 名称:腰越峠(こしごえとうげ)

■標高:420m
■所在地:和束町白栖
■撮影日:2023.08.26

■地図:地理院地図で表示

井手町と和束町を結ぶ府道321号の峠。勾配は比較的緩やか。後醍醐天皇が笠置山の戦いで越えたことから「輿越」、転じて「腰越」となったといわれている。
名称:小出石越(こでいしごえ)

■標高:440m
■所在地:左京区大原小出石町・滋賀県大津市伊香立上在地町
■撮影日:2010.06.06

■地図:地理院地図で表示

伊香立峠と共に京都の大原と滋賀の伊香立を結ぶ峠道であるが、あまり使われている形跡はない。
名称:小峠(ことうげ)

■標高:390m
■所在地:北区西賀茂宮山・北区西賀茂傍示ヶ尾
■撮影日:2010.11.28

■地図:地理院地図で表示

氷室と盗人谷(山幸橋)を結ぶ。氷室側からは標高差がほとんどない。峠は三叉路になっていて、西が氷室、東が盗人谷、北方向(写真右方向)に満樹峠〜十三石山へ至る急坂の登り道が続いている。
名称:五波峠(ごなみとうげ)

■標高:600m
■所在地:南丹市美山町田歌・福井県おおい町名田庄染ケ谷
■撮影日:2009.04.05

■地図:地理院地図で表示

若狭と丹波を結ぶ鯖街道上の峠。一昔前はダートの車道であったが、近年、舗装化された。冬季に土砂崩れを起こしやすく、通行できないこともある。
名称:河原峠(こほろとうげ)

■標高:466m
■所在地:右京区京北細野町
■撮影日:2012.02.26

■地図:地理院地図で表示

古い文献にもあまり出てこないので、その正体は定かではない。左の写真及び上リンクは昭文社『山と高原地図』で示された場所であるが、ただの車道の分岐点であり全く峠とは思えない。地形図では余野から栗尾の方へ向けて旧道が示されており、そのピークが正しい「河原峠」なのかも知れないが、その道が残存しているのかも含めて不明である。
名称:木屋峠(こやとうげ)

■標高:200m
■所在地:和束町木屋滝ヶ谷
■撮影日:2023.09.23

■地図:地理院地図で表示

和束町の木屋と杣田を結ぶ府道62号の車道峠。峠付近の勾配はなだらかでどこが最高所かはっきりせず、峠という雰囲気はあまりない。交通量は少なく近くに茶畑がある。
名称:サカサマ峠(さかさまとうげ)

■標高:700m
■所在地:右京区嵯峨清滝北谷町・右京区京北細野町・右京区梅ヶ畑風吹
■撮影日:2010.10.23

■地図:地理院地図で表示

別名『首無地蔵』の方がよく知られており、峠に首のない地蔵がある。清滝から芦見谷へと抜ける峠道であるが、現在では複数の林道が交錯していて駐車スペースまであり、以前と比べて様変わりしたようだ。愛宕山へ行く最短ルートとなるため、ここまで車でやってくる者も多い。
名称:坂原峠(さかはらとうげ)

■標高:260m
■所在地:左京区岩倉村松町・左京区静市静原町
■撮影日:2010.06.19

■地図:地理院地図で表示

岩倉と静原を結ぶ峠。峠には静原墓地があり、静原側へ下りる簡易舗装の道がある他、岩倉村松へ下りる登山道と箕ノ裏ヶ岳へ登る登山道がある。また、墓地を経由して江文峠・瓢箪崩山へ行くルートも存在する。
名称:桜峠(さくらとうげ)

■標高:330m
■所在地:亀岡市東別院町東掛桜峠・亀岡市曽我部町寺南桜峠
■撮影日:2017.06.10

■地図:地理院地図で表示

京都学園大学のある曽我部町寺から東別院町東掛を結ぶ峠道。軽自動車一台がやっと通れる程の細い道。全線舗装されてはいるが、離合困難のため交通量は少なく、特に峠の北側の道は苔むしている。傾斜は緩やかでカーブは少なめ。
名称:桜峠(さくらとうげ)

■標高:160m
■所在地:木津川市山城町神童子桜峠・木津川市山城町神童子不晴谷
■撮影日:2023.09.23

■地図:地理院地図で表示

旧山城町の神童子集落の山間部を通り抜ける車道の峠道で、竹林に囲まれたコンクリート舗装の切り通しの峠。東側の峠道は途中で二股に分かれているが、北側の桜台環境センターへ続く道は廃道化して薮で覆われている。南側の相楽衛生センターへは通り抜け可能。ただし、かなり荒れていて実際には車の通り抜けは困難。途中で茶畑があるため地元では生活道路として使用されている可能性がある。
名称:佐々里峠(ささりとうげ)

■標高:730m
■所在地:左京区広河原尾花町・南丹市美山町佐々里
■撮影日:2015.04.18

■地図:地理院地図で表示

左京区の広河原と美山町の佐々里を結ぶ峠。雪のため冬期は閉鎖される。中央分水嶺を越える古くからの主要な峠であり、峠には立派な石室地蔵や石碑が設置されている。
名称:繁見峠(しげみとうげ)

■標高:200m
■所在地:左京区岩倉村松町・左京区岩倉上蔵町・左京区静市静原町
■撮影日:2010.06.19

■地図:地理院地図で表示

岩倉と静原を結ぶ峠。峠は未舗装路の四つ辻になっていて、仏大グラウンドのある岩倉村松からの道、叡電市原駅の方へ直接降りる道、静原の採石場方面(府道40号)へ出る道、箕ノ裏ヶ岳へ登る登山道がある。
名称:品谷峠(しなだにとうげ)

■標高:710m
■所在地:右京区京北上弓削町八丁山・南丹市美山町佐々里
■撮影日:2014.04.19

■地図:地理院地図で表示

廃村八丁と佐々里スキー場跡を結ぶ峠。古くからある鯖街道上の峠の一つ。上のリンク先にあるように、地形図で表記されているよりも南方の鞍部が正しい位置である。地形図で示されているのは昔の峠位置か単なる誤記と思われる。左の写真は、そうとは知らず『偽品谷峠』で撮影したものである。この後、正しい『品谷峠』には全く気付かずそのまま尾根道を通りすぎてしまったため、峠道は確認していない。
   名称:渋坂峠(しぶさかとうげ)

■標高:710m
■所在地:南丹市八木町神吉・亀岡市旭町渋谷
■撮影日:2022.09.04

■地図:地理院地図で表示

八木町神吉側からの林道が峠に行き当っている。ただし、地形図で表示されている林道とは別のルートであり、実際には亀岡へ抜ける林道はない。亀岡側は廃道同然の谷道となるが、こちらは未踏。峠から少し離れた所に古い墓地がある。
名称:下六丁峠(しもりくちょうとうげ)

■標高:160m
■所在地:右京区嵯峨鳥居本深谷町・右京区嵯峨亀山町
■撮影日:2006.06.24

■地図:地理院地図で表示

鳥居本から保津峡へ抜ける峠道。標高は低いが、保津峡側はヘアピンが連続する坂道。下向きのカーブミラーが設置されているが、峠手前が急坂となっており対向側の見通しが悪いためである。
名称:ジョウラク峠(じょうらくとうげ)

■標高:570m
■所在地:右京区京北比賀江町魚ヶ谷
■撮影日:2015.01.25

■地図:地理院地図で表示

井戸集落から分岐する府道61号を井戸祖父谷沿いに進み、小祖父谷に沿うやや急勾配の未舗装林道を行くと、開けた切り通しの峠に達する。峠の反対側(西側)は小野内谷へ抜けているが、見た感じでは結構荒れていて行けなくはないが大変であろう(未踏)。地形図においても峠の西側の道は記されていない。ただし、昭文社の『山と高原地図』には小野内谷沿いに点線で描かれている。峠には、『常楽峠』なるプレートが掲げられていたが、正しい表記であるか定かではない。
名称:四郎五郎峠(しろうごろうとうげ)

■標高:730m
■所在地:右京区京北上弓削町
■撮影日:2007.07.29
■地図:地理院地図で表示

廃村八丁からダンノ峠への途中にある。鞍部ではなく谷から谷へと乗越える坂道。峠を通らず谷筋(刑部谷)を行くルートもあるが、踏み跡が薄く分かりづらい。
名称:城山下峠(しろやましたとうげ)

■標高:450m
■所在地:北区西賀茂宮山・北区西賀茂傍示ヶ尾
■撮影日:2010.11.28

■地図:地理院地図で表示

京見峠(長坂峠)と氷室を結ぶ舗装路のピーク。地形図等に峠名の記載はなく、現地にも標識等は設置されていない。「城山下峠」はおそらく「京都一周トレイル」独自の呼称。峠の脇(写真右手)に踏み跡があり、標高差30mで城山の三等三角点に至るが、山頂、峠ともに展望はない。
名称:志和賀峠(しわがとうげ)

■標高:350m
■所在地:京丹波町市森・南丹市日吉町志和賀
■撮影日:2023.09.09

■地図:地理院地図で表示

中央分水嶺の峠で京丹波町市森と日吉町志和賀を結んでいたと思われるが、峠の東側に地形図にも表示されている小さな池は見られるが、峠道は確認されていない。
名称:神明峠(じんめいとうげ)

■標高:400m
■所在地:右京区嵯峨樒原蓮台脇・亀岡市保津町
■撮影日:2006.05.27
■地図:地理院地図で表示

愛宕山の裏側、水尾から越畑に至る道の京都・亀岡の境界に位置する峠。地形的には市境の鞍部を通過するものの、勾配は峠の前後で変化しない。従って、実際の坂道のピークは峠より2.3kmも北に進んだ所であり、標高500mまで高度を上げ続ける。最初にここを登りで使用した時はかなり面喰らったので、精神上この峠は下りで使用した方がよい。
名称:杉尾峠(すぎおとうげ)

■標高:765m
■所在地:南丹市美山町芦生・福井県おおい町名田庄虫谷
■撮影日:2010.05.29

■地図:地理院地図で表示

古くからある若狭越えの道の一つ。杉尾坂。京都側には上谷に沿った道があり、林道も近くを通っているが、いずれも芦生研究林内であり自転車での入林は不可。福井側へは、峠の40mほど東側から虫谷に降りていく尾根道があるが(地形図にある道)、廃道化著しく困難。県境尾根は高低差は少ないが複雑。一般のサイクリストの来る峠ではない。
名称:杉峠(すぎとうげ)

■標高:
820m
■所在地:左京区鞍馬本町・左京区大原百井町・左京区花脊別所町
■撮影日:
2010.10.17
■地図:地理院地図で表示

花脊峠から大見へ抜ける林道を少し入った所。杉ノ峠(すぎのとうげ)。巨大な鉄塔が建つNTT中継所への舗装路が分岐しているが、ゲートで封鎖されている。ここまで舗装路であり、この奥の林道(大見尾根)は未舗装。一般車両の入れる舗装路としては、京都府最高所となる。
名称:芹生峠(せりょうとうげ)

■標高:700m
■所在地:左京区鞍馬貴船町・右京区京北芹生町
■撮影日:2008.12.06

■地図:地理院地図で表示

貴船と芹生を結ぶ峠。舗装路であるが貴船側は急勾配の悪路。芹生側は灰屋川の清流に沿ってゆくのどかな道。一方、貴船側は観光地化しており人が多い。
名称:千谷峠(せんだにとうげ)

■標高:310m
■所在地:京都府南丹市八木町船枝
■撮影日:2023.12.02

■地図:地理院地図で表示

八木町船枝と日吉町天若を結ぶ峠。林道と交わっているが、どこから延びている林道なのかは不明。地形図に峠道が表示されているが、ほとんど歩かれておらず荒れている模様。
名称:祖父谷峠(そうだにとうげ)

■標高:782m
■所在地:北区雲ケ畑出谷町・右京区京北井戸町
■撮影日:2007.06.30

■地図:地理院地図で表示

若狭と京を結ぶ主要ルートであった鯖街道上の峠であり、ここを超えて京へ入った。4本杉が峠のシンボルとなっている。
名称:ソトバ峠(そとばとうげ)

■標高:700m
■所在地:右京区京北小塩町・右京区京北上弓削町
■撮影日:2007.07.29

■地図:地理院地図で表示

中央分水界の峠。小塩から廃村八丁に至る峠。現在、工事中の丹波広域基幹林道が峠の近くを通っている。
名称:滝谷峠(たきたにとうげ)

■標高:682m
■所在地:左京区鞍馬二ノ瀬町・左京区鞍馬貴船町
■撮影日:2007.05.27
■地図:地理院地図で表示

峠から南はニノ瀬ユリ方面へ下る快適な道であるが、東西はそれぞれ貴船神社方面と直谷(すぎたに)へ降りていく倒木の多い沢筋の道で、自転車では厄介である。
名称:田尻峠(たじりとうげ)

■標高:530m
■所在地:北区小野水谷・右京区京北細野町
■撮影日:2012.03.03
■地図:地理院地図で表示

小野と田尻(廃村)の間の峠。小野側は林道が複雑に入り組んでいて迷いやすい。田尻側はすぐに田尻谷沿いの林道へ出られる。いずれもあまり使われなくなった峠道で茨が多く、廃道化している。これと直交する尾根道(タカノス〜朝日峯)も峠付近は薮が多い。辛うじて地形図に名をとどめているような状態。

過激派組織●マル派の奥田君と共に
名称:ダラノ坂(だらのさか)

■標高:518m
■所在地:北区雲ケ畑中畑町
■撮影日:2007.07.01

■地図:地理院地図で表示

氷室から持越峠方面へ至る坂道。氷室側は急坂の簡易舗装に始まる登山道であり、持越峠側は登山道と林道が交錯している。
名称:ダルマ峠(だるまとうげ)

■標高:720m
■所在地:右京区梅ヶ畑風吹・右京区京北細野町
■撮影日:2012.02.19

■地図:地理院地図で表示

高雄から細野へ抜ける林道(愛宕裏街道)の最高所にあたる三叉路の分岐点であり、芦見谷の方へ続く林道が分岐している。従って、写真の分岐点(上のリンクで示す位置)からは少しずれている。いずれにせよ、林道によって破壊された愛宕詣での峠の一つであり、本来の峠の位置やルートを正確に知ることはできないであろう。
名称:俵坂峠(たわらざかとうげ)

■標高:816m
■所在地:左京区久多下の町・左京区花脊原地町
■撮影日:2008.12.13

■地図:地理院地図で表示

峰床山の南方に位置する峠。峠のすぐそばを林道が通っている。
名称:ダンノ峠(だんのとうげ)

■標高:770m
■所在地:右京区京北上弓削町・左京区広河原菅原町・左京区広河原尾花町
■撮影日:2007.07.29

■地図:地理院地図で表示

中央分水界の峠。廃村八丁と広河原(菅原の集落)を結ぶ。地形図の「ダンノウ峠」は誤記といわれる。
名称:知井坂(ちいさか)

■標高:720m
■所在地:南丹市美山町知見・福井県おおい町名田庄槇谷
■撮影日:2009.04.05

■地図:地理院地図で表示

京都と若狭を結ぶ古い峠。血を流す思いで越える坂だから「血(チィ)坂」だと言われているらしいが、何となく嘘っぽい。若狭側は林道を利用すればほぼ全区間乗車できる。京都側も、それほど急な山道ではなさそうだ。
名称:知谷峠(ちたにとうげ)

■標高:500m
■所在地:右京区京北上弓削町栃畑・南丹市美山町原
■撮影日:2015.04.
12
■地図:地理院地図で表示

京北弓削と美山町原を結ぶ中央分水嶺の峠。南北の尾根に丹波広域基幹林道が通り、東西の谷からも林道が通じているが、辛うじて昔の峠の姿をとどめている。丹波広域基幹林道の脇の取り付きから20mほど細い道を進めば峠に行き当たり、近くに獣捕獲用のオリが設置されているのが見える。地形図で示されている古い峠道の形跡は見当たらなかった。現在、丹波広域基幹林道は未開通であり、原側へ下っていく林道の分岐点もゲートで封じられていた。
名称:茶呑峠(ちゃのみとうげ)

■標高:544m
■所在地:北区大森牛ヶ滝・右京区京北下町
■撮影日:2012.02.26

■地図:地理院地図で表示

大森西町と周山を結ぶ林道峠で、京都一周トレイルにも含まれる。かつての小浜街道であり、江戸中期に造られたという立派な石垣の地蔵堂がある。林道は鳴の堂へ行くユリ道を含めて三叉路となっていて、これに尾根伝いの登山道が南北から交わっている。天童山への登りはかなりの急坂である。
名称:寺山峠(てらやまとうげ)

■標高:800m
■所在地:左京区花脊別所町・右京区京北芹生町
■撮影日:2008.12.06

■地図:地理院地図で表示

花脊スキー場跡地を経由して、雲取山東側の境界尾根を越える道。2020年1月再訪。旧花脊峠から延びている未舗装林道が峠を通過し、さらに北へ延びていた。
名称:天狗峠(てんぐとうげ)

■標高:928m
■所在地:南丹市美山町芦生
■撮影日:2009.10.18

■地図:地理院地図で表示

芦生研究林に属する山頂峠。アプローチは、小野村割岳や三国岳から分水嶺尾根を辿るほか、滝谷からのルート等がある。道迷いしやすく、熊出没率が高い。
名称:途中越(とちゅうごえ)

■標高:374m
■所在地:左京区大原小出石町・滋賀県大津市伊香立途中町
■撮影日:2007.05.14

■地図:地理院地図で表示

国道367号(若狭街道)の京滋県境上の峠。南側は、長距離にわたるだらだらとした勾配の下り坂が京都市街まで続く。北側は、途中トンネルを挟んで花折トンネルにかけての九十九折れの登り坂が始まる。
名称:トラゴシ峠(とらごしとうげ)

■標高:710m
■所在地:右京区京北上弓削町八丁山
■撮影日:2014.04.19

■地図:地理院地図で表示

廃村八丁と西側のトチヤナギ谷を結ぶ峠。品谷峠方面からの尾根道がクロスしている。廃村八丁側は普通の山道だが、トチヤナギ側は踏み跡もはっきりしないらしく、悪路であるらしい(未踏)。
名称:トロー峠(とろーとうげ)

■標高:650m
■所在地:右京区京北宮町南山・右京区京北下黒田町津ノ谷
■撮影日:2015.03.22

■地図:地理院地図で表示

灰屋と下黒田の集落を結ぶ峠道。灰屋側は谷沿いのユリ道、下黒田側は尾根道。灰屋山に登るのに使われるが、概ね下黒田側から登られるようだ。国道のトンネルの西側出口に取付きがある。一方、灰屋側は入口がわかりにくく、どうやら尾根を隔てた一つ南側の川の左岸(段の本橋)の細い道から入るようだが、途中で道が消えたりして不明瞭で荒れ気味である。倒木も多く、自転車ではおすすめできない。
名称:長坂峠(ながさかとうげ)

■標高:250m
■所在地:宇治市木幡・宇治市炭山
■撮影日:2006.06.04

■地図:地理院地図で表示

宇治の僻地を通る峠。旧道峠も存在する。
名称:中村乗越(なかむらのっこし)

■標高:850m
■所在地:左京区久多下の町・滋賀県大津市葛川中村町
■撮影日:2008.12.13
■地図:地理院地図で表示

八丁平の西方に位置する、県境上の尾根を乗越える峠。京都で唯一、「乗越」の名がつく峠。
名称:長刀坂(なぎなたざか)

■標高:150m
■所在地:右京区梅ヶ畑向ノ地町・右京区北嵯峨朝原山町・右京区北嵯峨長刀坂町
■撮影日:2015.05.10

■地図:地理院地図で表示

梅ヶ畑の国道162号平岡八幡交差点から北嵯峨の後宇多天皇陵方面へ抜ける道。府道136号に指定されているが、峠の西側半分(北嵯峨側)は未舗装狭隘路であり自動車の通行はできない。峠の東側は舗装されていて住宅地の生活道路となっている。ちょうど未舗装に入ったところに何十年も放置されているであろう廃車があり、より一層暗い雰囲気を醸し出している。
名称:ナベクロ峠(なべくろとうげ)

■標高:840m
■所在地:北区雲ケ畑出谷町・北区大森大谷
■撮影日:2007.06.30

■地図:地理院地図で表示

桟敷ヶ岳の北側に位置する雲ヶ畑と大森を結ぶ峠。ここから祖父谷峠へ向かう道は迷いやすい。
名称:ナベ谷峠(なべたにとうげ)

■標高:580m
■所在地:左京区花脊原地町・右京区京北宮町東谷
■撮影日:2013.04.28

■地図:地理院地図で表示

花脊原地町から片波川上流の東谷へと抜ける峠。地形図には峠の東側のみ道が記されているが、東西両側に踏み跡が延びているらしい。峠は鍋谷山と湯槽山の最低鞍部にあり、峠のすぐ近くを丹波広域基幹林道が走っているため(その林道を走ってやってきたのだが)、峠の雰囲気は失われてしまっている。
名称:縄野坂(なわのさか)

■標高:300m
■所在地:右京区京北周山町中山・右京区京北下町姑棄野山
■撮影日:2024.01.27

■地図:地理院地図で表示

京北小・中学校の北側で周山町と下町を結ぶ峠。西側の国道162号からは未舗装の作業道が峠付近まで続いていて、奥には重機やプレハブ小屋などがある。峠道には地蔵や壊れた石燈籠があり、古くからの道であることを示している。峠の標識には「明智光秀古戦場」とある。峠の東側は未踏だが、やや不明瞭な幅の狭い山道が続いており、木々の間から下集落が見下ろせる。
名称:能見峠(のうみとうげ)

■標高:653m
■所在地:左京区広河原能見町・左京区久多宮の町
■撮影日:2009.11.28

■地図:地理院地図で表示

別名「久多峠」。広河原と久多・葛川・朽木を結ぶ車道峠。久多は京都市内で最も奥深い集落。雪深い地域でもあり冬期は閉鎖される。
名称:野田畑峠(のだばたとうげ)

■標高:670m
■所在地:南丹市美山町芦生・福井県おおい町名田庄永谷
■撮影日:2010.05.29

■地図:地理院地図で表示

若丹国境尾根上にある若狭越えの道の一つ。福井側は廃村永谷集落から続く道、京都側は芦生研究林内の野田畑湿原。芦生研究林は入林規制があるため、三国峠から尾根を辿るルートが最も一般的。
名称:ハタカリ峠

■標高:890m
■所在地:右京区京北灰屋町・左京区花脊大布施町
■撮影日:2020.01.03

■地図:地理院地図で表示

雲取峠(フカンド峠)から北東側、区境尾根に合流する手前の鞍部。鞍部を越える峠道は存在しない。
名称:八丁峠(はっちょうとうげ)

■標高:690m
■所在地:右京区京北田貫町足谷・右京区京北上弓削町八丁山
■撮影日:2013.04.28

■地図:地理院地図で表示

旧京北町上弓削から中央分水嶺を越えて、八丁川沿いに旧美山町佐々里へと抜ける林道峠。これに東西に走る丹波広域基幹林道が交わり、林道の四辻になっている。丹波広域基幹林道は未開通のため、峠の両側にゲートが設置されていた。
名称:花脊峠(はなせとうげ)

■標高:759m
■所在地:左京区鞍馬本町・左京区花脊別所町
■撮影日:2009.01.10

■地図:地理院地図で表示

国道477号上にある京都の自転車乗りの間では有名な峠。旧道は『旧花脊峠』として今も残っている。京都府の国道最高所。
名称:原峠(はらとうげ)

■標高:420m
■所在地:南丹市日吉町佐々江・南丹市美山町原
■撮影日:2010.10.11

■地図:地理院地図で表示

日吉町と美山町を結ぶ府道19号神楽坂トンネルの旧道。峠を工事中の丹波広域基幹林道(写真の左手分岐が神楽坂方面、右手分岐が深見峠方面)が横切っていて、それぞれに立入禁止のゲートが設置されている。中央分水嶺。
名称:ひいらぎ峠(ひいらぎとうげ)

■標高:272m
■所在地:亀岡市本梅町東加舎・大阪府能勢町吉野
■撮影日:2006.06.24

■地図:地理院地図で表示

国道477号の丹波〜摂津の境界にある。かつて関所があったらしく道路脇の茂みに石碑がたくさん建っているが、見た目は峠というよりただの坂道。
名称:樋ノ水峠(ひのみずとうげ)

■標高:670m
■所在地:左京区鞍馬貴船町
■撮影日:2020.01.11

■地図:地理院地図で表示

二ノ瀬ユリを通って直谷へ抜ける、貴船山西側鞍部の峠。写真撮影時、2019年台風の影響により峠の姿は見る影もなく荒れていた。迂回路により通り抜けることは可能。
名称:深見峠(ふかみとうげ)

■標高:430m
■所在地:右京区京北上弓削町・南丹市美山町深見
■撮影日:2006.06.18

■地図:地理院地図で表示

国道162号(周山街道)上にある中央分水界のトンネル峠。トンネル内は路側帯が広くとられ、自転車も安心して通行できる。他にも旧道峠、旧トンネル、建設中の林道など、種々の道が分岐しているが全て通行不可となっている。
名称:フキ谷峠(ふきたにとうげ)

■標高:650m
■所在地:右京区京北灰屋町栢谷・右京区京北下黒田町蕗谷
■撮影日:2015.03.22

■地図:地理院地図で表示

灰屋山の南側にある鞍部。峠道が両側を横切っているが、ほとんど灰屋山〜石仏峠の途中に通過されるくらいで、峠道が使われることは滅多にない。灰屋集落の段の本橋と黒田集落の蕗谷を結んでいるが、どちらも谷沿いで相当荒れていて廃道と化しているであろう。かつては谷沿いに黒田からの送電線が通っていて、峠道には撤去後の碍子屑などの残骸が残っているそうである(上西勝也氏の記録による)。
名称:普甲峠(ふこうとうげ)

■標高:402m
■所在地:宮津市字小田
■撮影日:2010.07.24

■地図:地理院地図で表示

府道9号。宮津と福知山を結ぶ宮津街道の峠。峠には大江山スキー場。因みに近くにある三角点ピーク(スキー場敷地内)の点名は「不孝峠」。
名称:フジ谷峠(ふじたにとうげ)

■標高:800m
■所在地:左京区久多下の町
■撮影日:2009.11.07
■地図:地理院地図で表示

八丁平の南側。古くからある若狭街道上の峠であるが、現在は林道に吸収されてしまっており、二の谷へ下りる旧道が僅かに残されている。林道ができる前は、六尺道と呼ばれる美しい道が八丁平まで続いていたらしい。写真の場所は林道から旧道を少し入ったところであるが、本来の峠の場所は更に200m程西側のピーク(上リンクに示す位置)。
名称:船越峠(ふなこしとうげ)

■標高:340m
■所在地:右京区京北下弓削町沢ノ奥・右京区京北下中町鳥谷・右京区京北田貫町樫見谷
■撮影日:2015.04.
12
■地図:地理院地図で表示

京北の弓削から佐々江方面へ延びる府道78号上の車道峠。弓削川と田原川の流域を分ける。また、府道とは別に峠から東方向に下弓削の方へ下って行く舗装路が延びている。
名称:星峠(ほしとうげ)

■標高:460m
■所在地:南丹市八木町神吉・右京区京北細野町星谷
■撮影日:2013.12.15

■地図:地理院地図で表示

八木町の最奥、神吉集落から京北町細野の最奥、長野集落を結ぶ峠。国土地理院の地形図では破線であるが、行ってみると全線簡易舗装。しかし勾配は急なので、よほど気合を入れないと自転車をこいだまま上がれない。もちろん自分は全て押した。峠には改修記念碑があり、「施主 國友銃砲火薬店、竣工 平成元年12月」とある。この峠道を使わなくても神吉から細野へ抜けれるため、交通量はほとんどないだろう。
名称:細野峠(ほそのとうげ)

■標高:510m
■所在地:右京区京北細野町
■撮影日:2012.03.03
■地図:地理院地図で表示

細野の田尻谷林道と芦見谷林道をつないでいる峠道であるが、ほとんど使われてなさそうだ。昭文社『山と高原地図』では「細野坂」となっており林道峠として表示されているが、どちら側も林道は途中までであり、その先は伐採された木や倒木が重なっていて道らしい道はない。因みに地形図には何も表示されていない。
名称:仏栗峠(ほとぐりとうげ)

■標高:410m
■所在地:右京区鳴滝沢・右京区鳴滝三本松・右京区鳴滝白砂・右京区鳴滝宇多野谷
■撮影日:2012.04.29
■地図:地理院地図で表示

峠は四ツ辻になっていて、沢ノ池へ出る道(京都一周トレイル)、福ヶ谷林道を経て高雄へ抜ける道(京都一周トレイル)、沢山へ続く登山道、鳴滝の三宝院へ抜ける道がある。単なるトレイルの分岐点であり、峠という感じはしない。
名称:仏主峠(ほどすとうげ)

■標高:790m
■所在地:京丹波町仏主・南丹市美山町三埜
■撮影日:2010.05.15
■地図:地理院地図で表示

長老ヶ岳北側の稜線上。和知町仏主と美山町三埜を結んでいたが、今では道が消えてしまった峠。現在では車道との出合いの所を仏主峠と呼ぶこともあるが、本来はそれよりも北側の鞍部が正しい。
名称:洞峠(ほらとうげ)

■標高:650m
■所在地:綾部市睦寄・南丹市美山町豊郷
■撮影日:2014.11.24
■地図:地理院地図で表示

府道34号の未開通区間。綾部市の古屋と美山町の鶴ヶ岡を結んでいる。平安期以前から若狭と京を結ぶ街道として存在していた。毎年、綾部市と美山町の両住人による「洞峠の風にふれあう交流会」が続いており、峠には参加者の名を記した各年度毎の名標がずらりと並んでいる。峠道は、幅は狭いがよく踏まれていて歩きやすく、MTBでの乗車率はほぼ100%である(綾部市側。美山町は未踏)。
名称:堀越峠(ほりこしとうげ)

■標高:500m
■所在地:南丹市美山町盛郷・福井県おおい町名田庄坂本
■撮影日:2013.06.23
■地図:地理院地図で表示

国道162号堀越トンネルの旧道。全線未舗装の峠。丹後と若狭を隔てる古くからの峠であり、日本百名峠に含まれる。立入禁止措置はされていないが、ここを通る車両はほとんどない。若丹国境尾根の縦走路は、東(棚野坂方面)へはNTT無線中継所へ入る林道を進む。西(横尾峠方面)へは峠から薄い踏み跡があるが、最初はかなりの急坂を直登しなければならない。
名称:前ヶ畑峠(まえがはたとうげ)

■標高:630m
■所在地:左京区大原百井町・左京区大原小出石町
■撮影日:2006.06.11

■地図:地理院地図で表示

百井の集落から大原方面へ向かう国道477号をほどなく行ったところにある。きれいに舗装された車道だが、東側はかなりの急勾配である。安曇川水系と鴨川水系を分けている。
名称:前坂峠(まえさかとうげ)

■標高:720m
■所在地:左京区大原尾越町・左京区大原大見町
■撮影日:2009.11.07

■地図:地理院地図で表示

大見と尾越を結ぶ舗装路の峠。旧鯖街道。車が通ることはめったにない。
名称:松尾峠(まつおとうげ)

■標高:600m
■所在地:右京区梅ヶ畑寺尾・右京区梅ヶ畑鳥坂谷・右京区梅ヶ畑増井東平・右京区梅ヶ畑増井西平
■撮影日:2012.02.19

■地図:地理院地図で表示

高雄(谷山林道)から細野(馬谷・田尻谷)へ抜ける峠。ウジウジ峠から続く林道が峠を横切っており、林道は現在p602付近まで延びている。地形図に峠名が表示されているが、高雄側の峠道はややはっきりせず、細野側へ下りる登山道が分岐する三叉路となっている。
  名称:万寿越(まんじゅごえ)

■標高:340m
■所在地:亀岡市曽我部町法貴万寿・亀岡市曽我部町中万寿筋
■撮影日:2023.06.10

■地図:地理院地図で表示

国道423号の笑路から法貴までをつなぐ未舗装の旧道。全線未舗装だが、ところどころ舗装がめくれたような跡もある。峠道は南北に長く、南の笑路から入る場合、立派な鳥居が目印となる。不法投棄が多く峠の雰囲気は全く感じられず、峠のピークにも目印となるようなものは何もない。笑路側の道は路面状態は良いが短く、法貴側は凸凹の多い悪路が非常に長く続いている。オフロードバイクがよく通るために路面が荒れているのかも知れない。MTBで走ってもかなり辛い道であり、二度と行きたいとは思わない。
名称:万寿峠(まんじゅとうげ)

■標高:430m
■所在地:亀岡市篠町森寒谷・亀岡市篠町王子西長尾・大阪府高槻市中畑
■撮影日:2013.07.21

■地図:地理院地図で表示

亀岡・大阪・京都の三市境付近にある三叉路の車道峠。写真左側の分岐には「林道森谷線終点」、写真右側の分岐には「林道池ノ谷線起点」の看板が立ち、右側の分岐はゲートで閉ざされている。いずれも亀岡市街へ至る。写真手前側は、府道733号柚原向日線へ通じる。峠名の標識はなく、不法投棄が多いためか立入禁止の看板が複数あってものものしい雰囲気。同じ亀岡の京都学園大学付近に「万寿越」という峠があるが、全く別の峠。
名称:満樹峠(まんじゅとうげ)

■標高:414m
■所在地:北区西賀茂尾横・北区西賀茂万寿峠
■撮影日:2010.11.28

■地図:地理院地図で表示

雲ヶ畑の市ノ瀬(早刈谷)と上賀茂の山幸橋(盗人谷)を結ぶ峠であるが、氷室から十三石山へかけての尾根道の方がよく使われている。地形図にある峠から東への道はあまり使われていない様子であり、盗人谷へ降りるならば小峠を経由した方が無難だろう。一方、地形図には示されていない西側の谷地形を乗車して下って行けば(写真奥方向)、僅か250m程で状態の良い未舗装の林道に出て市ノ瀬へ至る。
名称:御経坂峠(みきょうざかとうげ)

■標高:216m
■所在地:右京区梅ケ畑蓮華谷・右京区梅ケ畑御経坂町
■撮影日:2006.06.17

■地図:地理院地図で表示

京都から国道162号(周山街道)で最初に越える峠。一部に旧道の舗装路も残っている。
名称:三国越(みくにごえ)

■標高:590m
■所在地:南山城村大字北大河原・三重県伊賀市島ヶ原
■撮影日:2011.05.15

■地図:地理院地図で表示

三国越林道は、京都府和束町と三重県旧島ヶ原村とを結ぶ全長24.3kmの広域幹線道路であり、交通量が少なくサイクリングには快適な道。その林道の府県境から分岐しているハイキングコースを少し辿れば左写真の展望台があり、南山城村のほぼ全景を見渡す。展望台からさらに150m進むと、京都・三重・滋賀の三府県境となる。
名称:三国峠(みくにとうげ)

■標高:776m
■所在地:南丹市美山町芦生・福井県おおい町名田庄永谷・滋賀県高島市朽木生杉
■撮影日:2010.05.29

■地図:地理院地図で表示

三角点のある山頂峠。地形図上は「三国岳」だが、若狭越えの道として使われたことから峠名で呼ばれる。山頂からは比良方面が望める。峠は三叉路になっており、枕谷沿いに芦生研究林内へ行く道、県境尾根経由で地蔵峠又は生杉登山口に行く道、ナベクボ(クチクボ)峠又は野田畑峠方面へ行く道、が分岐している。
名称:ミゴ越(みごごえ)

■標高:740m
■所在地:左京区久多上の町・滋賀県高島市朽木平良
■撮影日:2009.12.06

■地図:地理院地図で表示

経ヶ岳とイチゴ谷山を結ぶ県境尾根の鞍部。この辺りは古くからの鯖街道のルートだが、長らく薮に埋もれていたものと思われる。朽木側の平良谷は急な谷の斜面の道でほとんど消えかけている。久多のミゴ谷への道は完全に消失している。
名称:ミタニ峠(みたにとうげ)

■標高:
680m
■所在地:左京区大原百井町・左京区大原小出石町
■撮影日:
2010.10.17
■地図:地理院地図で表示

大原小出石とヒノコ(日ノ子)を結ぶ。三谷峠。昭文社『山と高原地図』では、p812からナッチョへ続く最低鞍部が『ミタニ峠』となっているが、実際はもう一つ西側の鞍部を峠とするのが正しい道。地図の通りに行くと獣道程度の踏み跡しかなく、えらい目に遭う。
名称:持越峠(もちこしとうげ)

■標高:400m
■所在地:右京区京北宇野町・南丹市日吉町中世木
■撮影日:2006.06.03

■地図:地理院地図で表示

下宇津から日吉ダムへ抜ける道の一つで、大堰川を大きく迂回する。交通量はほとんどない。
名称:持越峠(もちこしとうげ)

■標高:394m
■所在地:北区雲ケ畑中畑町・北区真弓善福
■撮影日:2006.06.03

■地図:地理院地図で表示

賀茂川上流の雲ヶ畑では、御所の用水源を汚さないために遺体を埋葬する時は棺を運んで大堰川水系となる峠の西側(真弓)へ持ち越していたことが峠名の由来である。
名称:百井峠(ももいとうげ)

■標高:730m
■所在地:左京区鞍馬本町・左京区大原百井町
■撮影日:2006.06.11
■地図:地理院地図で表示

国道477号上の舗装路だが、芹生峠に並ぶ急勾配の悪路。とても国道とは思えない。
名称:薬師峠(やくしとうげ)

■標高:590m
■所在地:北区雲ケ畑出谷町・北区大森大谷
■撮影日:2012.02.12

■地図:地理院地図で表示

雲ヶ畑と大森を結ぶ峠。峠には六体の地蔵がある。雲ヶ畑から行く場合、間違えて岩屋不動(志明院)に入ると拝観料を徴収される。
名称:薬王坂(やっこうざか)

■標高:370m
■所在地:左京区鞍馬本町・ 左京区静市静原町
■撮影日:2019.02.24

■地図:地理院地図で表示

鞍馬と静市を結ぶ峠。東海自然歩道になっている。西側は鞍馬、東側は静市へと抜け、北側へは天ヶ岳へと続く長い尾根道の分岐がある。南側の竜王岳への分岐は峠の20mほど西にある。
名称:柳谷峠(やなぎだにとうげ)

■標高:760m
■所在地:左京区鞍馬二ノ瀬町・左京区鞍馬貴船町・北区雲ヶ畑中津川町
■撮影日:2013.10.27
■地図:地理院地図で表示

今西錦司のレリーフがある直(すぎ)谷からの道が魚谷山東側にある鞍部に到達した所。松尾谷分岐から直谷へ行くルートはちょうど伐採作業中(平成26年1月末迄とあった)で、倒木が重なり危険な状態であった。峠から西に進めばほどなくして魚谷山へ。地形図に表示はないが、峠から東に延びる京北町との境界尾根を行くと芹生峠に到達する(未踏)。
名称:ユウレイ峠(ゆうれいとうげ)

■標高:320m
■所在地:伏見区日野北山・伏見区醍醐南端山町
■撮影日:2013.06.16
■地図:地理院地図で表示

伏見区日野と宇治市炭山を結ぶ峠。古くからの牛馬道であり、地形図に峠名は記されていないがほぼ地形図の点線通りに現存する。炭山側へ下るには、地形図通り谷に沿って下るのが正しい。左側の道(左写真で奥の道)を進むとやがて薮に行き詰まる。峠の少し縦走路南側にあるパノラマ岩からの京都市街の展望は抜群。峠まできたら是非立ち寄るべき。
名称:弓槻峠(ゆづきとうげ)

■標高:350m
■所在地:右京区京北細野町
■撮影日:2006.07.09

■地図:地理院地図で表示

細野(国道162号)〜弓槻(国道477号)間を跨ぐ府道のピーク。新道のトンネルに並行して延びている短い区間の旧道峠であり、廃道化して荒れている。
名称:横尾峠(よこおとうげ)

■標高:690m
■所在地:南丹市美山町福居・福井県おおい町納田終
■撮影日:2013.06.23
■地図:地理院地図で表示

堀越峠の西方にある若丹国境尾根を越える峠。一般的に横尾峠とされる場所は左写真及びリンク地図で示した場所であり、福井側が伐採されて展望のきいた鞍部となっているが、ここでは峠道らしい道は確認できなかった。この鞍部から西側のp718付近の尾根の分岐にも、「横尾峠」の標識と共に石仏が安置されている。ここから送電線巡視路と林道で納田終(中野集落)へ、p718の少し西側からは美山町(福居集落)へ降りるルートが存在する(いずれも未踏)。
名称:横嶺峠(よこみねとうげ)

■標高:390m
■所在地:伏見区醍醐醍醐山・伏見区醍醐北端山・伏見区醍醐陀羅谷
■撮影日:2010.12.19

■地図:地理院地図で表示

宇治笠取から京都国際CCへ向かう車道の途中。醍醐寺三宝院の女人堂から峠まで登山道が延びているが、府道782号(醍醐大津線)の未開通部分でもあり、道路地図やカーナビによる情報は正しくないので注意が必要。自分は過去に原付で突破しようとして失敗、廃車にした経験がある。峠から醍醐山へ向かう登山道もあるが、現在は醍醐寺が通行止めにしている。醍醐寺境内に迷い込むと多額の通行料を課せられるので注意。
名称:夜泣峠(よなきとうげ)

■標高:371m
■所在地:左京区鞍馬二ノ瀬町
■撮影日:2007.05.27

■地図:地理院地図で表示

ニノ瀬から雲ヶ畑方面へ抜ける登山道にある切り通しの暗い峠。峠には、峠名の云われを記した説明板が立っている。
名称:余野坂(よのさか)

■標高:500m
■所在地:右京区京北細野町
■撮影日:2006.06.17

■地図:地理院地図で表示

国道162号(周山街道)から分け入った所にあるやや荒れ気味の舗装路の林道。ピークのすぐ近くに京都府射撃場があるが、水質汚染問題により長らく閉鎖中である。
名称:和佐谷峠(わさたにとうげ)

■標高:
800m
■所在地:左京区大原百井町・左京区花脊別所町
■撮影日:
2010.10.17
■地図:地理院地図で表示

大見尾根の林道の途中で、百井キャンプ場へ降りる道と花脊山の家へ降りる道が交差している小鞍部。尾根を縦走している限りでは、特に気付くことなく通り過ぎてしまうような峠。
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