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●2014年2月16日(晴時々曇)

週末に大雪が降ったので、スノーシューを携えて北山へ行くことにした。登山記録もほとんどなく、ガイドブック等で紹介されることもまずない山である。



9:40、和知駅を出発し、急坂の集落を抜けると未舗装の林道に入る。獣除けネットを開けて奥へ進む。この辺りはまだ雪が全然積もっていない。

ほどなくして雪が現れる。最初は車の轍が続いていたが、徐々に雪が深くなるので1kmほどで断念していた。雪自体はサクサクした軽めの雪なので歩くのにさほど支障はなかった。写真にある窪みは全てシカの足跡である。途中にシカの頭蓋骨も転がっていた。

10:30、林道を2㎞ほど進めばスベリト広場につく。スベリト広場というのは登山記録で見られた呼称だが、実際は林道が尾根に乗り上げたところの少々広いカーブに過ぎず、獣捕獲用のオリがぽつりと設置されていた。林道はさらに奥へ延びているが(上写真)、右手の尾根に取り付くことにする。

尾根は想像していたほどの薮ではなく、雪の下にきちんと道はあるようだ。しかし雪は湿った重い雪に変わっており、最初からなかなかの急坂である。しばらくは林道も並行して延びていたので、これなら林道の方が歩きやすかったようだ。

標高370mで、地形図にある点線の道と尾根との分岐に出た。地形図の道は雪で埋もれているかもしれないし、尾根の方が歩きやすいと思ってそのまま尾根を直進したが、とんだ間違いだった。地形図の道は帰りに通過したが非常に歩きやすい道だったのに対し、尾根は心臓が破れるほどの激坂だった(上写真)。

  急坂を登り終えたところでたまらずスノーシューを装着した。ずいぶん楽になった。これならもっと早くにつけておくべきだった。続くp476への登りも急であるが、上方を見上げると何やらCB造の建物が見える。和知無線中継所と書いてあった。こんな所によく建てたものだ。

無線中継所を過ぎてからはまっすぐの尾根を直登する。雪が重くてスノーシューでも15~20㎝沈む。うなるような風が左から吹いてくる。息があがって全然前へ進まなくなった。

ようやく緩やかな所まで登りつめた。山頂付近の尾根になると雪が多く、60㎝以上積もっているようだ。湖北の山よりはずっと積雪量は少ないが、歩行時の負荷は大して変わらない。

  そこから山頂まではほぼ水平な尾根で距離も短いが、深い雪のおかげでずっと長く感じた。まばらに木が生えていて、木々の間から遠くを見渡せるが、景色が開けているような箇所は今回のコースでは無かった。

12:40、駅から出発して3時間後に山頂に着いた。山頂部は樹木の密度が濃く、展望は全く望めない。倒れかけのネットが張ってあったりと落ち着く場所ではない。パンのみの昼食をとって15分後に下山を開始した。

下りは登りの時の苦労が嘘のようにスイスイと下っていけた。風も止んでいた。右手に林道が見えてきたので、そちらの方へ下りる。雪が柔らかくなっていたので乗車して下ると、ほどなくしてオリのあるスベリト広場まで戻ってきた(13:50)。

  そのまままっすぐ林道を下ると、往路から少し離れた獣除けフェンスの所へ出てきた(14:10)。鍵のかかってないゲートを抜けると、反対側からは「立入りを禁ズ」と書いてあった(もう一つの入口には何も書かれていなかったが)。

その後、和知駅に戻る。和知駅へは、行きでは気付かなかったが線路の上をまたぐ歩道橋が架けられていたのでそれを渡ると駅のどまん前に出てきた。山の中では当然ながら、誰にも出会わなかった。3頭ほどの逃げるシカを目撃したのみ。

人気のない山ながら、雪の下にはしっかりした道が山頂までつけられているので無積雪期でも十分登れるだろう。展望は期待しない方がいい。冬はそれなりに雪山も楽しめる。ただし、帰ってから1~2日はアキレス腱の痛みが取れなかった。

END

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