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2011年11月13日(晴)

三週連続の鈴鹿県境尾根縦走である。去年縦走した油日岳〜鈴鹿峠(日記はまだ書いてない)からの続きで、鈴鹿峠〜安楽越へとさらに北上するルートだ。油日岳〜鈴鹿峠に比べれば距離は短く標高も低いけれど、よりマイナールートで危険箇所もありアップダウンも激しく、しんどさについては大差なかった。

初歩的ミスだが、登山口を間違えた。旧道の鈴鹿峠から適当に薮の中を取り着いてしまい(マイナールートなので道がなくて当然と思い込んでいた)、GPSも誤作動を起こしていたためルートの誤りに気付かず、荒れた薮の中をくぐり抜けると、なぜかビュンビュン車が走る大きな道路へ出てしまった。国道1号鈴鹿トンネル三重県側出口へと降りてしまったようだ。泣く泣く薮を登り返す。これで30分のロス。正しい登山口は間違えた所よりも少し手前の場所にあり、「←三子山北峰 四方草山」という分かりやすい立札が立っていた(なぜ見落としたのだろう)。

しかも左写真のように丸太階段等で整備された道が続き、思っていたのと余りに違うので地図を広げてみると、途中までの道のりは「東海自然歩道」とはっきり書いてあった。そういえば登山口の近くに東海自然歩道の立派な看板が立っていた。これらを見落として、なぜいきなり薮に突っ込むという愚行をしたのか理解に苦しむ。

そして最初のピークが分岐となっていて、東海自然歩道はここまで。この先の縦走路は地図上でも破線となっているし、右写真のような標識も出ていて少しわくわくする。

が、踏み跡は薄れながらも途切れることなく続いているし、これといった危険箇所もなく三子山のV峰(南峰)、U峰(中峰)、T峰(北峰)に到着。T峰では展望が開けていて、目の前に四方草山が見える。左後方には双耳峰の仙ヶ岳も見えている。ここで少し休憩。

10分後、再出発。いきなり急な下り。そして徐々に悪路になり、ヤブの中の細い踏み跡をくぐり抜けると、キレットに突入。足場はしっかりしているし、要所にはロープが垂れ下がっているが、万が一足を滑らせれば“THE END”な場面が続く。

一番怖いのは、大丈夫と思って掴んだ枝が根元からポッキリ折れたり、足を置いた岩が簡単に崩れ落ちてしまうことだ。こういう脆弱な道はマイナールートにありがちだが、鈴鹿は特に多い気がする。

↓そのキレットから滋賀県側を見る。左手の山は高畑山。手前の丸い山が三子山T峰。


そして今回縦走中唯一の三角点四方草山へ。『よもくさやま』ではなく、『しおそやま』である。その名の通り、四方を草むらに囲われた山頂で展望は乏しい。汗を拭こうとタオルに目をやると、見慣れない虫がついている。クモほどの大きさがあるが、よく見るとダニの形をしている。山ダニだ。クモと違ってつまんでも逃げようともしないので、そのまま押しつぶしてから捨てた。その後も気になり、時々タオルや衣服をチェックしたが、目撃したのはこの一匹だけだった。(つぶす前に撮影したがピントが合わず失敗)。

四方草山から先は笹ヤブっぽい尾根が続く(右写真)。踏み跡は辛うじて残っている。相変わらずのラクダの背のようなアップダウンの激しい道が続き、霧ヶ岳、錐山というピークを過ぎる。この辺りは迷いやすいらしいとの事だが、今回道に迷うようなことはなかった。サンヤリから滝谷山への縦走をした時の方が、よほど迷いやすかった。

錐山〜大峠の区間にも、足場の悪いヤセ尾根が続く箇所がある。岩ももろくてロープすら垂れていないので、前半のキレットよりも通過に時間を要した。

←左写真の通り。 どのようにして通過するか考え中。というか、自転車で来る所ではない。

その後も、笹ヤブの中の細々とした踏み跡を辿り、コースタイム1時間20分遅れ(登山口で迷った時間を除く)で、舗装路の安楽越へ出た。今回は山の中では誰にも会わなかった。通る人が少ないためか、縦走路上にも結構クモの巣が多かった(体長5ミリ位の小さいクモだが)。標高低、展望少、迷い尾根、無数のアップダウン、笹藪、ガレ場(痩せ尾根、キレット)、虫多(ダニ、ヒル、クモ…)など人を寄せ付けない要素がふんだんにあり、今後もマイナールートの地位は揺るぎないだろう。

【田村神社(7:30)〜鈴鹿峠(8:00)〜迷〜鈴鹿峠に戻る(8:30)〜東海自然歩道別れ(9:00)〜三子山(9:50/10:00)〜四方草山(11:15/11:20)〜霧ヶ岳(11:50/11:55)〜大峠(12:50)〜安楽越(13:20)】

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