■男体山 MTB       ■自転車旅行記へ




黄色は車道、は山道を示す


●2017年5月4日


栃木県、中禅寺湖の北側にある男体山へ行ってきた。前回正月の安達太良山と今回の男体山は細君同伴である。




14時、JR日光駅で自転車を組み立てていると、宗教活動をしている人達に囲まれて色々話しかけられた。その時、一人の男性が華厳の滝に行った時の動画を見せてくれた。滝の名は初めて聞いたが、その圧巻なさまを見て時間があれば帰り道によってみようかなと思った。




日光駅から第二いろは坂を経て標高差750mを自転車で登り、17時に中禅寺湖へ着く。




今日と明日はこの湖畔のペンションに泊まる。すぐ後ろに男体山。

細君は日光駅を同時にバスで出発していたにもかかわらず、少し前に到着。駅から日光東照宮まで2時間近く渋滞につかまり、散々な目に遭ったようだ。


●2017年5月5日


この日は偶然、男体山の山開きの日だった。

7時過ぎにペンションを出発し、細君は二荒山神社の登拝口へ、小生は神社に自転車を持ち込むのは無理と考えてペンション裏手の駐車場へ、それぞれ向かった。決して、登拝料500円をケチったわけではない。




駐車場から西に向かって笹原の斜面を歩く。しばらく行くと登山道と合流し、細君の姿も発見。神社にてお守りと男体山バッジを入手して満足な様子だ。

三合目の広場で、ペンションでもらった朝食のおにぎりの残りを食べた(大きすぎて食べきれなかったため)。

三合目から四合目まではヘアピンカーブが連続する砂防工事用の舗装路となるが、この間は乗車せずに自転車を押して歩いた。

登山道は最初から最後まで尾根を直登するため、この林道以外に自転車を押した状態で進める所は限りなく少なく、ほぼずっと自転車を担ぎっぱなしになる。




五合目に避難小屋があったので、酷使した肩を休めるために休憩。
肩から自転車とザックを降ろすと、宙に浮いたような軽さを覚える。
小休止のつもりが、なかなか再出発できず。




標高2000mを過ぎると、さらに急になる。岩場の直登斜面が連続する。
難易度的には大したことがないが、自転車を担ぎっぱなしなのでさすがに辛い。
小休止の間隔が徐々に短くなっていった。




標高2200m過ぎでは一旦斜度が緩やかになるが、残雪が多くなってきたので6本爪アイゼンを装着。ふもとから見上げる限りでは、全く雪の様子はなかったため、アイゼンを携行していない人もたくさんいた。ここは、持参してきて正解だった。




しばらく雪の登り道が続く。




再び雪がなくなる山頂直下のザレ場。あと少しなので、アイゼンは着けたまま登っていく。




そして、ちょうど正午に男体山の頂上に到着。後半、肩を休めるための休憩が増え、登りだけで5時間弱かかってしまった。山開きの日だけあって、山頂にはたくさん人がいる。子連れも多い。




一部、雪が融け残っている場所で撮影。背後の白い山は、一昨年GWに登った白根山。その前のGWに登った至仏山や燧ヶ岳、そして会津駒ヶ岳もひと際白く輝いている。

昼食もペンションでもらったおにぎり弁当。やはり量が多すぎて全部食べられなかった。三角点の方へは行かず、男体山神社までを往復。




神社にある岩場で記念撮影。絶壁となっていて、淵に立つとかなりの高度感を味わう。



13時、中禅寺湖を眼下に下山開始。

来た道を戻るが、やはり自転車は担ぎっぱなし。後続に次々と追い越される。この岩場の多い下りを走って下る人がいるのは驚きだ。




三合目まで戻ったところで再び別行動となり、小生は砂防工事林道を自転車で下っていく。三合目から下は誰も通らないので少々荒れているが長閑な道だ。猿一匹すらいなかった。

案の定、下り切った所に反対側から立入禁止の表示をしたゲートがあった。
ゲートの横をすり抜けてしばらく行くと、いろは坂を下る手前の国道に合流。
登山口の二荒山神社へ戻ると、ほどなくして細君が登山道から下りてきた。


●2017年5月6日





この日は観光のみ。まず、華厳の滝。550円を払い観光用エレベーターで一気に100m降りて、荘厳な滝を下から眺める。無数の岩ツバメが飛び交い大小の滝が滝壷へ向かって流れ落ちるさまは、じっと眺めていてもなかなか見飽きることのない光景であった。

その後、中禅寺湖のバス停まで戻り、細君が乗る日光駅行きのバスを待つ。行きと同じくGWの渋滞により到着が遅れ、1時間近く待たされた。




続いて、いろは坂のヘアピンカーブを下る。(バスの中より撮影)





そして、日光東照宮を観光して帰った。ものすごい人で疲れた。

おしまい

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