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●2013年1月13日(晴のち曇)

始発(5時35分発)の電車に乗って米原・敦賀で乗り換え、小浜線の粟野駅で降りる。小浜線の車窓から間近に聳える白い峰は、まさに敦賀富士の名に相応しい。

粟野駅を8時に出発して、急坂の舗装路を自転車でクネクネ登っていく。駐車場に群がるヤンキーの激励を受けながら、20分で登山口に到着。登山口には10台位の車が停めてあったが、皆、野坂岳を往復している登山者だと思われる。舗装路の雪は完全に融けていたが、登山口からは急坂の雪道となるため、軽アイゼンを装着して出発。

最初は谷筋に沿った林道であり、この時期でも人気の山らしく無数の足跡がある。やがて幅の狭い道へと変貌するが、沢の中を歩いたりするような箇所はなく、谷筋に沿って良好に整備された道が続いている。


標高550mあたりで尾根道と合流する。ジグザグのなだらかな道でトレース幅は狭いがよく踏まれているので、バイクを押した状態で進める。軽アイゼン(6本爪)は正解だった。ほとんどの人がアイゼンなしか軽アイゼンを装着していた。スノーシューやワカンを持参するか迷ったが、もし持ってきていれば過剰装備であった。トレースを追って行けば、足が雪に沈むようなところは全くないのだ。

朝早く登っているのに、反対側から続々と下山してくる人がいる。色々と話をきくと、いつもは樹氷が素晴らしいのだが、今日は気温が高いため全部融けてしまったらしい。また、この辺りの山は海が近くて湿った雪なので雪質は良くないと地元の人が言っていたが、自分は全然そんな感じはしなかった。湖北の雪に比べたらサクサクだと感じたのだが、比べる対象が悪いのだろうか。ある人からは、自転車のブログを書いてる人かと言われ、このHPのことを知っていたようだ。


登山口から2時間10分ほどで山頂に着いた。山頂近くの避難小屋には人がいたが、自分が山頂に着いた時には誰もいなかった。展望は360度で素晴らしかったが、いつの間にか上空を暑い雲が覆っていて、遠方の展望は得られなかった。晴れていれば、白山や琵琶湖が望めるらしい。



ほとんどの人が車で粟野の登山口までやってきて山頂を往復しており、自分も他のルートはないと思っていたのだが、山頂から反対方向に延びるワカン跡を見つけた。正直、このまま同じ道を下って帰るのは面白味に欠けると思っていたので、このワカン跡を追って下れはしないだろうかと思案する。地形図でルートを予測して地形を確認したところ、どうやら行けそうな感じがしたので行ってみることにした。おそらく山という集落へ続いているのだろう。最後が谷筋に下りてくるのが少し気になったが、いずれにせよ大して急峻な谷ではない。

ところが、このルートはガイドブックに載ってないだけあって、全く整備されていない難ルートであった。なんという木か知らんが、くねくねに曲がった背丈2mほどの木が互いの枝を絡ませるように密にはびこっており、人が通過するだけでも枝をしならせながら、その間をくぐったりまたいだりしないといけないのだ。

しまった、はめられた!と思ったが、下ってきているので戻るわけにもいかず、いつまで続くのか分からないくねくね地獄をひたすら行くはめになった。しかし、くねくねは平らな尾根上で100mかそこら続いたあと、左折してはっきりした尾根になってからは全く無くなったので難を逃れた。



さらにp797を左折すると鉄塔に辿り着くが、その前後からは送電線巡視路となった。これを伝ってずんずん下る。行きと違って道はあまり整備されておらず、ワカン跡を辿っているので足が10pほど雪に埋まりながら下っているのであるが、なにしろ重力にまかせていればいいだけなので、あっという間に標高を下げて谷へと降りてきた。

谷筋は心配していたような悪路ではなく、雪のうっすら積もった未舗装の林道であった。駐車場がないためここから登山する人は少ないのだろう。車の轍に沿って下っていけば、やがて集落に出た。

登りと違って誰にも出会わない静かな下山ルートであり、充分満足できた。


野坂岳GPSログ

【粟野駅(8:02)〜登山口(8:20/8:25)〜野坂岳(10:33/10:56)〜p797(11:26)〜p391(12:10)〜林道終点(12:30)〜山集落(12:42)】


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