■品谷山・廃村八丁 MTB          ■自転車旅行記へ



黄色は林道・車道、赤は山道


●2014年4月19日(晴)

京都バスで2時間かけて終点の広河原に到着。帰りのバスが3時間に1本しかないので、午後の最初の便に間に合うようなるべく急ぐことにした。

10時に広河原を出発。標高500mから730mまで車道を走り、10:22、佐々里峠に着く。峠の左手に取付きがあり(上写真)、やや急ではあるが少し登ればすぐに尾根に出る。

佐々里峠から品谷山にかけての尾根。普通の雑木林だが、至る所にイワウチワが咲いていて、ところどころ枯れかけの大木(芦生杉)も見られた。

11:17、品谷山の二等三角点に到着。早足とはいえ予定よりずいぶん早く着いた。バスに間に合わせるため、さらに先を急ぐ。

11:29、品谷峠に到着。広々とした鞍部である。案内板もあるが、よく見ると『ここは品谷峠ではありません』と書いてある(次の写真)。しかし、どう見てもここは地形図に記された品谷峠の場所で間違いない。ではどこが正しい峠なのだろうか。結局、分からずじまいだった。

後から知ったのだが、地形図が間違って記載されているらしく、本当の品谷峠はもう一つ先の鞍部だったらしい。5分後に気付かずに通り過ぎており、当然写真もとっていない。

  12:02、品谷峠から尾根を伝ってトラゴシ峠までやってきた。乗車率はあまり高くなかったが、予定よりだいぶ早くに到着。峠には三方に向けて標識があり、『廃村八丁(15分)』、『コシキ峠(迷)』、『トチヤナギ谷(悪路)』とある。予定通り、廃村八丁に向けて下る。

2007年7月      2014年4月

12:20、峠道から下っていくと八丁川沿いの廃村八丁へ出てきた。

この辺りは八丁小屋と称する小屋があった。7年前に訪れたときは辛うじて原型をととどめていたが(上:左写真)、屋根は破損し、桁が崩れそうになるのを棒で支えていた。小屋の中にはゴミやガラクタが集積・散乱していてハエがすごかった。付近にはヒルもたくさんいた。

今回、7年振りに訪れてみたが、雪の重みに耐えかねたのか、見苦しかった小屋も屋根が落ちて完全に倒壊していた(上:右写真)。雑草も刈り取られていて、以前よりすっきりした感じになっていた。まだ4月なのでヒルも一匹もいなかった。

墓地の横を通り過ぎる。ほとんどの墓石は大正九年頃の年号が刻まれていた。完全に廃村となったのは昭和9年なので、もう丸々80年もたつ。

ヤンマー製の原動機のようなものも、そのままの位置で転がっていた。丸太の橋で徒渉を繰り返したが、丸太は朽ちているものが多く、ところどころ踏み抜いてしまった。

  12:47、林道のソトバ峠についた。林道の隅にはまだ雪が融け残っていた。

そこからは丹波広域基幹林道を東に向けて走った。以前、通った時の土砂崩れも復旧されていた。衣懸坂と鍋谷山の間のp810手前の鞍部から南方向へ林道が分岐している(片波広域林道)。これを下り、13:45、大布施に着いた。結局、バスの時刻まで1時間以上待ち、輪行して帰った。

THE END

inserted by FC2 system