■タカノス MTB ■自転車旅行記へ
●2012年3月3日(晴→曇)
輪行で地下鉄二条駅から周山行きの西日本JRバスに乗り、9時38分、笠トンネルを過ぎたところの滝ノ町バス停で下車する。西日本JRバスは表向きは輪行×だが、何も言われたことはない。そこからゲートを突破して廃道となったR162の旧道を行く。
この旧国道を走るのは二度目で約6年振りになるが、相変わらず舗装はめくれて路面は苔むし茫々たる有様である。 |
バリケードを超えたはいいが、次は登山口が分からない。このバリケードが設置されている峠付近には取り付きらしきものがまるでない。 |
この林道も途中で迷路のように分岐しているが、結果的には尾根に沿ってついている林道を選んで行けば問題ない。余り手入れされた感じの林道ではないが(左図)、標高560m付近まで続いている。林道は思っていたよりも奥まで延びていた。 |
タカノス三角点
タカノスから田尻峠までの道は、ルートファインディングを伴う。途中で林道が接近するので尾根から外れて林道を走ってみたが、下りに転じて標高をどんどん下げてしまう。このまま林道は田尻峠への峠道と合流して、さらに下り続ければ小野まで抜けてしまうのだろう。峠を踏んで西側の田尻(廃村)へ下りる予定だったので、林道を下るのを途中でやめて暗闇の植林帯の急坂を強引に登って尾根上の鞍部までやってきた。 そこから田尻峠に向けては薮がはびこっていて進みづらかった。やがて東西方向の峠道と合流して田尻峠に達する。峠も薮に囲われた狭い場所だ。 この峠道を東に行けば先ほどの林道と合流するだろう。今回は西へ下りた。峠道は幅は広いが次第にボウボウの草に覆われ、イバラが邪魔をするようになる。もうすでに廃道といってもいいだろう(右図)。 |
田尻峠
やがて田尻谷に沿う未舗装の林道に出た。廃村のイメージが似合う幻想的な場所だ(左図)。この林道もバイク一台通らない長閑な道で、鼻唄まじりに下っていく。 |
細野峠
この細野峠は、地形図上では登山道も林道も全く表示されていない謎の空白地帯である。しかし、峠に向かって林道は延びているので、これを進むことにした。 やがて林道は途中で谷沿いから逸れて左に折れる。そのまままっすぐ谷沿いを遡ればすぐに峠に達するのだが、道がないどころか伐採された大木が積み重なっているのでとても行く気がしない。とりあえず林道をそのまま左折して進み、いずれ尾根へと乗り上げるかもしれないと期待して進んで行くが、林道は高度を全く上げることなく水平にどんどん南下していく一方である。仕方なく、林道途中から再び伐採された斜面を急登してp588に達し、そこから尾根伝いに細野峠まで下りてきた。 峠はやはり殆ど形跡は消えかけていて、反対側の芦見谷林道へ降りる道もあやふやである。峠を通りぬけするのはやめにして、伐採斜面を駆け下りて元の林道に戻ってきた。ここまで、誰一人として遭遇せず。そこからは来た道を戻って田尻谷林道をさらに下り続けると周山街道(国道162号)に出てきた。正直、細野峠はパスハントが目的でなければ余り来る意味のない峠だったように思う。 |
【滝ノ町(9:55)〜笠峠(10:05)〜登山口発見(10:25)〜タカノス(11:15/11:30)〜田尻峠(12:15)〜田尻谷林道(12:30)〜細野峠(13:25)〜周山街道(13:50)】
タカノスGPSログ