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●2013年6月23日(曇後雨)

京都と福井の府県境にある頭巾山へ三角点探索を兼ねて出向いた。頭巾山は若丹国境中抜きんでた高さを誇るが、その両側の三角点は呼称すらない地味なものである。東側の▲西谷(675.2)は国境尾根上にあり頭巾山への通過点として踏まれることはあるものの、西側の▲故屋岡(505.9)の登山記録は調べた限り見つからなかった。薮山にはいくつも登ってきたが、登山記録が皆無というのは初めてである。

京都駅からJRバスと南丹バス(周山乗り換え)で約3時間後に終点の鶴ヶ岡に到着。国道162号を走っていると、道路脇に車に撥ねられたシカの死体が一体転がっていた。やがて堀越トンネルの手前で旧道である峠道へ分岐する。峠道は未舗装であるが、路面状態は悪くなく自転車で難なく乗車して行けた。何度か目の前をシカが慌てて逃げて行く。車や人には全く出会わず、シカや鳥の鳴き声以外は静まりかえっていた。




①堀越峠。京都側にはゲート等はなく、通り抜け
可能と思われるがすれ違った車は一台もなかっ
た。ここから枝尾根に取り付く(写真右手)。
②縦走路には「美山トレイル」と書かれたテープが
ある。しかし踏み跡はほとんどなく、足首が痛くな
るほどの急坂である。今回は登りだが、これを下る
となると少し恐怖であるに違いない。

  ③主尾根に上がってからは秀麗なブナ林となり、
楽しい尾根歩きになる。「美山トレイル」のテープも
続いているが、依然、踏み跡はない。
④三等三角点、西谷。山頂だけ樹木がなくて急
に開けた場所にでる。しかし三角点の周囲は薮
である。ここで道が左に折れるので注意。この先
の道は荒れた感じがあり、あまり楽しくない。


⑤横尾峠。広い鞍部であり、北山では珍しい展望
のきいた峠である(福井側のみであるが)。しかし
あいにくの天気で、雲行きがだいぶ怪しい。
⑥鞍部より西側のp718付近。石仏と共に横尾峠
の標識がある。実際、峠道は先ほどの鞍部では
なく、ここから分岐していた。
⑦頭巾山への最後の登り。「心臓破りの坂」などと
あるが、②の坂道に比べれば全く大した坂ではな
い。
⑧頭巾山。誰もいない。祠と倒壊した小屋があ
る。雨雲が近寄っており、日本海どころか近くも
よく見えなかった。先を急ぐ。



頭巾山から西へ伸びる尾根を下る。下りはじめてすぐ雨が降ってきた。もともと木々に囲まれている鬱蒼とした尾根だけに、一層暗くなって心細い雰囲気になる。もう三角点はどうでもよくなり、一刻も早く山から抜けようと慌てて下っていると、派手にズッコケて負傷してしまった。

さて、下り道と三角点との分岐までやってきた。ここから左方向に道は折れて下っている。三角点(505.9m)に行くには更に尾根通しに進まなければいけないが、そこへ至る踏み跡は予想通り全くついていなかった。しかし薮をかきわけて行けばいけなくもなさそうだ。雨もいつの間にか止んでいる。これは行けということだろうか?行ってみることにする。





⑨無名ピークへの登り返し。この辺りから薮が
うるさくなる。ピークで直角に折れるが、GPSが
ないと相当厳しい。


⑩無名ピークからの下り。薮の多い急な下り。
獣除けネットが尾根に沿って張られているが、
かなり朽ちており、なおさら通りにくくしている。
⑪苦心の薮コギの末、三角点「故屋岡」に到達。
更に先の方を探ってみたが、かなり怪しげだった
ため、来た道を引き返すことにした。

⑫復路にて。三角点の少し東のピークで獣除け
ネットにからまった何かを発見。
「何だこれは?」
頭蓋骨のようにも見える。自殺か?


近寄ってみると、白骨化した鹿の頭部であった。
長い角がネットにからまり、もがいているうちに
抜けなくなり他の動物の餌食になったのだろう。
顎から下の体の部分は跡形もなくなっていた。


復路では無名ピークで再び迷った。その後、雨に打たれることなく何とか林道へ下りて来れた。林道に出てからは軽く降ったり止んだりを繰り返す不安定な天候だったが、カッパを着ることもなく駅まで走り切った。とにかく長い尾根で後半はかなりバテ気味であったが、3割くらいは乗車可能であった(最初の堀越峠からの急坂と最後の▲故屋岡への往復区間を除く)。アプローチが不便なためであろう、p783付近で反対側からやってくる大名登山に遭遇した以外は全く人気のない静かなルートだった。


【鶴ヶ岡(8:38)~堀越峠(10:34/10:43)~▲西谷(11:35)~横尾峠(12:15)~頭巾山(13:34/13:43)~分岐(14:30)~▲故屋岡(15:05/15:09)~分岐(15:50)~林道(16:11)~山家駅(17:46)】


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