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●2013年3月3日(曇時々晴)

安曇川駅からバス輪行で朽木市場へ。バス停で自転車を組み立てていると、地元の老婆がどこへ行くのかと問う。雲洞谷(うとうだに)山を越えて反対側の集落へ抜けることを伝えると、自分も若いころ(昭和20年代)に山越えをして雲洞谷へ行ったことがあるという思い出話を聞かされた。今は道路ができて路線バスも通っているが、当時は山越えをしなければ行けなかったのだろう。道路が開通してから一旦山道は廃れたが、最近になって再び整備されて通れるようになったのだという。確かに、周辺の山と較べると地味で登る人はあまりいなさそうだ。


登山口には獣よけの立派なフェンスがある。幸い、雪が積もっていなかったので簡単に開けることができたが、積雪が深ければこじ開けるのが大変そうだ。

フェンスの奥に続く道は古くからある峠道(明護坂)であるため、しっかりした道型ができている。次第に道が雪に覆われるようになるが、この数日間を含めてやはり誰も通った形跡がない。所々に鹿の足跡が続いているのみだ。



峠道は急斜面をトラバースしているので、一箇所だけ土砂崩れを起こして通過しづらくなっている所があった。今回は無事通過できたが、雪が深ければお手上げものである。



明護坂から植林の尾根道が続き、やがて二次林へと変わる。峠付近ではまだ雪が浅かったが、尾根へ出ると徐々に積雪が深くなり、東山手前の370m小ピークにてスノーシューを装着した。

しかし大変柔らかく湿った雪であり、スノーシューをつけても結構沈み、ところどころ窪みにはまってしまう。



展望のない東山を過ぎると、ますます雪が深くなる。ふもとの集落から眺めた時は想像できないくらいの豊富な残雪がある。

地図で見ると尾根は全体的になだらかであるが、部分的に急勾配になる。スノーシューが空滑りしてしまう場面も多々あった。



山頂付近は水平な尾根道が続く。雑木林に囲まれていて展望は少ないが、その隙間から蛇谷ヶ峰や武奈ヶ岳が見える。



雲洞谷山の三角点で休憩。

たかだか標高600m程度の山塊にしては珍しく、頂上近くの尾根は雪庇が張り出していた。



その後、大彦峠にかけての下りで道を間違えて、北へ張り出している尾根へと進んでしまった。すぐに気付いて引き返したが、送電線が通っているのでそのままでも下山できたかも知れない。(しかし、Web上ではそのような登山記録は見当たらないので、道があったとしてもかなりの藪だと思われる。)

三角点とほぼ同じ標高まで登り返した後、ロープを伝っての急坂を下ると、展望の開けた鉄塔に出た。鉄塔は二ヶ所あるが、今回唯一のビューポイントである。残念ながら、上部は厚い雲に覆われていた。






そこからすぐ大彦(おしこ)峠に着く。峠から東側へ降りると大彦谷沿いの林道、西側へ降りると雲洞谷の集落に抜けられる。林道へ降りてしまうと、除雪されていないために長い林道歩きを余儀なくされることを考えて、雲洞谷側へ下るつもりでいた。ところが、峠から東側の道ははっきりしているが、西へ降りる道が雪に埋もれてよく分からない。尾根の方めがけて急斜面を強引に降りていくと、やがてなだらかな峠道へと合流できた。


最後は道形がなくなって急なV字谷へと降りてくる(左写真)。適切に渡渉するなどして崖を交わしながら、除雪された集落の県道へと無事に抜けることができた。(沢沿いの下りで以前体験した正座峰のようにはならずに済んだ。)



雲洞谷山GPSログ

【朽木学校前(8:34)〜登山口(8:40)〜明護坂(9:02)〜東山(9:53)〜行者山(10:30)〜雲洞谷山(11:22/11:45)〜大彦峠(12:38)〜雲洞谷の県道(13:15)】

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