■新穂山 MTB          ■自転車旅行記(年度別)へ   ■自転車旅行記(地域別)へ

2011年5月21日(晴)


去年の積雪期(2010年4月3日)に登ろうとして失敗した山。新穂峠からの長い縦走路で計画していたが、滋賀側から新穂峠へ向かうヤセ尾根上にひどい薮が現れ、突破しようと試みるも無念の撤退。本来の峠道である谷沿いのルートに変更し、深い雪に苦労して新穂峠へ到達するも時間切れで縦走を断念。どのみち、稜線上は深い薮が出ていて進めそうになかった。帰りは往路を引き返さず、雪に埋もれた林道から岐阜に下りることにしたのが判断ミス。途中で崩落箇所があり、スノーシューで恐る恐るトラバース。その後、長い雪の林道歩きを経てようやく集落に辿り着いた。

そういうわけで積雪期の登頂は諦め、作戦をガラリと変えることにした。地図を見ると岐阜側に、山頂のすぐ近くまで延びている林道(殿又林道)がある。これを使えば山頂までの標高差が僅か200mとなり、無雪期でも行ける可能性が出てくる。ただし、林道といっても雷倉のような廃林道(日記)かも知れないし、標高差200mといえども薮がひどければ何時間かけても辿りつけない可能性もある(特に自転車アリの場合)。いずれにしても積雪期は林道は使えないので、確実に雪のなくなる5月以降を待つことにした。あまり待ち過ぎても夏だと薮がひどいし、かといって晩秋だと日が短くなるので、今の時期がちょうどいいだろう。


揖斐駅からバス輪行して終点『道の駅ふじはし』で下車する(揖斐川町コミュニティバス)。運賃も200円と安く、乗客もほとんどゼロなので輪行にはもってこいだ。

坂本から殿又谷に沿って延びている殿又林道に入る。林道は廃道ではなく、山菜採りなどで地元の人が入っている様子で、出入りしている車や人とすれ違った。(林道に立っている看板の絵が少し排他的なのが気になる)


殿又林道は標高500mまでは舗装されている。そこから先は未舗装だが、三、四箇所倒木があるのを除けば、それほど荒れた感じではなかった。最後まで乗車することも可能だったが、後半バテてきたので標高700m以降は押して歩く。実際、乗車してもしなくてもそんなに時間は変わらない。


標高860m地点で林道が左にカーブし、車が転回できるほどまでふくらんでいる。ここから尾根に取り付く。その前に、薮へ突入する準備にかかる。

まずは荷物を減らすため、輪行袋とペダルを置いていくことにした。ハチや蚊に刺されにくくするため、暑いけれどカッパを着る。また、薮山だと靴が脱げたり土が入ったりしやすいので、冬用の登山靴の上に冬用のスパッツを着けた。これは蛇対策にもなる。ザックは薮に引っ張られにくくするためザックカバーを装着した。虫が寄ってこないよう胸には蚊取線香をぶらさげ、最後に軍手をはめて準備完了。

自転車を担ぎ、意を決して突入。


最初は植林帯となっているので作業道がついている。いつも通りのパターンであれば、植林帯も作業道も途中で終わり、そこから上部は低灌木がはびこる薮尾根が山頂まで続くことになる。特にこの山に関しては、山頂付近は恐るべき激藪であるという情報は得ているので、一歩一歩進むごとに緊張が高まって来る。


やがて檜の植林帯が終わり、気が付けば足元には無数の刈り払われた灌木の枝が堆積している。これは予想外だった。登山者がいちいちナタで切り開いたにしては、あまりにも広範囲で数が多すぎる。しかし、植林帯が終わっているのにわざわざ作業道を延長するものだろうか。

とにかく、思いがけずにヤブ漕ぎの重労働から免れて楽をさせてもらった。もし灌木が刈り払われていなければ、隙間のないくらいに密な枝に阻まれて身動きできなかっただろう。


あまりにもあっけなく山頂に到達。右写真は山頂の様子で、刈り払われていた枝が積み重なっている。三角点を探すがなかなか見つからない。一旦道を踏み外すと壮絶なヤブである。

新穂山の三角点を発見。三等三角点で点名は「大ヶ屋」。写真を撮っている間も無数の見たことないムシがブンブンとたかり、逃げるように山頂を後にした。県境尾根に沿ってついているであろう踏み跡を探す気にもならなかった。

ということで、少し拍子抜けしたものの、作戦としては文句なしの結果が得られ、1年前の雪辱を果たすことができた。


【道の駅ふじはし(10:30)〜殿又林道入口(11:20)〜南東尾根口(12:45/13:05)〜新穂山(13:45)〜南東尾根口(14:15/14:45)〜八草トンネル(16:15)〜木之本町(17:00)】


カシミール3Dにより作成


おまけ。

木之本町石道(県道281号と県道332号の交わる所)にある『青龍ラーメンさかき』に立ち寄った。

← 野菜ラーメンを注文。


ここのラーメンは(野菜ラーメンに限らず)野菜が多くてヘルシーかつスープにコクがあり、ハマってしまった。最近は湖北の山に行く度に寄っている。でも、湖北の山もだいたい登り尽くしてしまったので、しばらく行けない・・・

inserted by FC2 system