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2011年4月24日(曇)

昨年、猪背山と同時に登ろうとしたが、あまりのヒルの多さに登山口から僅か20mで逃げて帰ってきた裏湖南アルプスの山である(猪背山の日記)。一般的にヒルが出没し始めると言われる5月になる前に消化しておかねばという、何とも消極的な理由でこの山を選んだ。

前回来ているので、登山口までは迷うことはない。急勾配の尾根につけられた送電線の巡視路に沿って進むが、雨が降った直後でもないのに道がジメジメと湿っている。ヒルにとっては絶好の環境だろう。まだ4月とはいえ、いかにもヒルが出没しそうな雰囲気だったので安心できず、担ぎあげたMTBの重さも忘れてしまうほど夢中になって坂道を登っていった。空を見上げると今にも降ってきそうな天気だ。

30分ほどで鉄塔のあるp416に来た(右写真)。ここでようやく一休みする。一帯は日当たりが良く、地面が乾燥していてヒルもいなさそうなので、とりあえず安心する。

さらに40分ほどで、黒山の山頂に到着。木の幹や枝に、四、五枚の手書き山名プレートがぶら下げられているが、どれも朽ちかけている。三角点があったであろうと思われる場所に、三角点の代わりに石が積まれている。

しかし地味な山だ。関電の職員が年に一度か二度の点検をする以外、滅多に登られることがなさそうに思える。何故この山が近江の百山に選定されたのだろう。ふもとのどの集落からも明確に姿を現さず、際立ったピークでもなければ展望も悪い。おまけに三角点が滅失して久しいことから登山者からも敬遠されがちだろう。しかも夏はヒルがうようよしているとなれば…。


下山は裏白峠へ向けて府県境を縦走する。巡視路から離れるので徐々に踏み跡は不明瞭になり、p518付近は迷いやすい。ある程度の乗車率を期待していたが、ほとんど乗車できる場面はなかった。狸のものと思われる巨大な溜め糞があった。

やがて林道へ出ると同時に、長閑な茶畑が広がっていた。正面に堂々と山城南部の最高峰、鷲峰山(684m)が見える(左写真)。

しかし、見えないヒルへの恐怖のおかげで、何ともせかせかした登山だった。

そのまま林道を下ると国道の裏白峠へ出た。そこから反時計回りに元の登山口近くまで戻って来た。


前回、猪背山に登る前に通過した意味不明の屋敷を再度通ってみることにした。

登山口のある場所からバイパスを通らず、旧国道を通る。すると道路の両側にガラクタの陳列が見えてくる。

廃車、廃フォークリフト、廃遊具、看板、冷蔵庫、焼却炉、アイスクリーム台、ロッカー、ドラム缶、ゴミコンテナ、物置…無数に散らばっている。どこから拾ってきたのだろうか。


「のそっと村」の看板のある建物の場所までやってきた。外にいた中年オヤジがちょうど家の中に入るところだった。家の前には二匹の犬(白と黒)がいて、地面の上を寝転がっていた。

5m位まで近付くといきなり吠えだして、牙をむき出しよだれを垂らしながら全速力で追いかけてきた。伯母子岳の悪夢(日記)の再現だ。こちらも全速力で来た方向を逃げ出す。が、なかなか追いかけるのをやめようとしないどころか、後ろを振り返ると、ペダルをこいでいる足のかかとのすぐ後ろまでぴったりとついてきているではないか。

バイパスと合流する手前でやっと振り切った。飼い主は一体何を考えているのだろうか。不法占拠、ゴミ屋敷、狂犬の放し飼いと最悪の地帯である。放し飼いは犬も人間も処分すべきだ。

帰りは真っ黒な雨雲が迫っていたので何とか雨が降る前に駅へ着こうと急いだが、石山駅まで残り1kmの所で雨雲につかまり、スコールのような集中豪雨にやられた。

最初から最後まで逃げてばかりで、うんざりする一日だった。

【黒山登山口(10:00)〜黒山(11:10)〜p518(11:45)〜茶畑(11:55)〜裏白峠(12:00)】

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